2017年07月04日

FEVEが設立40周年を迎えます

日本ガラスびん協会と友好関係にある、欧州ガラス容器連合(FEVE)は、本年、設立40周年を迎えますが、先ごろ開催された総会において、新たな会長、副会長ほか理事会メンバーが決定し、ニュースリリースが配信されました。

以下、FEVEからのニュースリリースをご参照ください。

-新しい会長・副会長が容器ガラス業界の未来を形づくる-

FEVEは6月14日にブリュッセルで総会を開き、2017年~2019年の理事会メンバーを公表した。理事メンバーはFEVEが本年40周年を迎えるように、新たなマイルストーンとなるだろう。

新体制については、新会長には、アルダーヨーロッパ社のCEOであるJohn Gorter氏が選任された。
会長就任にあたり同氏は「我々はガラス容器という分野において、革新と持続的成長を引き続き続けることが可能だ。」更に、「過去15年間において、経済的なチャレンジにもかかわらず、ガラスびんに入った製品の消費量は全ヨーロッパで増加してきた。そのようなリーダーシップのある地位を確実なものとするために、私は、技術的進歩、エネルギー効率そして循環経済といったヨーロッパ経済の将来に無くてはならぬ事柄を推し進める業界努力を支えていく。」と述べた。

また、新副会長には、ベラリアグループの会長でCEOのJean-Pierre Floris氏が選任され、同氏は新しい役員体制に関して次のように述べた。「私はFEVEの新会長を支えられることを光栄に思います。新しい理事会はガラスびん業界の競争力強化のためにこれまで同様に努力を惜しみません。そして、お得意様に持続的解決策となる容器を提供していきます。」

なお、現状についてみてみると、ヨーロッパにおける今日のガラスびん業界は、EU循環経済のパイオニアとなっている。過去15年間で、びんtoびんリサイクルはヨーロッパ全体で139%増加した。ガラスびん回収のために、およそ150万のボトルバンクがあり、ヨーロッパで出荷されるガラスびんの平均74%がリサイクルのために収集されていることは、1970年にヨーロッパにガラスびんの分別収集が導入されたことの成功と業界が高いリサイクル率を維持するという決意の表れとなっている。
また、ガラスびん業界はヨーロッパ経済の重要な担い手ともなっており、ヨーロッパ全域で、毎年6億ユーロ以上がエネルギー効率の向上、脱炭素、そして160箇所以上の工場の設備更新に投資され、12万5千人以上の人々が直接あるいは間接雇用に寄与している。革新のための投資は、生産設備の近代化と、内容物保存性能、リサイクル性能そして革新的なデザインなどを保ちながら、20年前に比べ30%軽量化されたガラスびん生産を後押ししている。

 ※FEVE40周年の詳細は次のURLを参照ください:www.feve.org/40-year-anniversary