2014年01月15日

海外情報(2014年1月分)

1.FEVE Farrely専務理事インタビュー

 経済危機の陰はあるが、欧州のガラスびん業界は非常にしっかりしていて安定している。プラスチックや紙との厳しい競争は続くだろうが、欧州のガラスびん業界は技術革新とサービスの質のリーダとなっており、創造的、持続的、健全でかつ便利な容器を求める市場に対応している。
 FEVEは欧州レベルで業界を代表し、業界が実行可能な法規制で活動できるようにし、また利害関係者、顧客や消費者にガラス容器の持つ利点をお話している。循環型経済において、ガラスびん業界は雇用を創造し、価値を創造する業界で、ガラスびんは環境に良いということを積極的に推進している。2008年に始めたガラスの友達キャンペーン(Friends of Glass campaign)は一種の社会運動となっており、欧州全域におられる6万人以上のファンの方と毎日対話を行っている。これまでに、Facebook、Twitter、YouTubeのFEVEサイトに300万以上の方が訪問されており、数々の賞も頂きました。FEVEはこれまでのイメージを変え積極的に活動する団体へと発展しています。

 出典:Glass World Wide 2013 November December
 訳者注:Farrely専務理事のインタビュー記事が出典に掲載されたので、その一部を紹介した。
     全文については、出典をご参照下さい。

2.O-I社とeCullet社がポートランドにカレット処理設備を開設

 The Blade新聞は12/16に、O-I社オレゴン州ポートランド工場(従業員200名、日産百万本以上)近くにカレット処理工場を開設したことを報じた。同処理工場は従業員15名。

 訳者注:O-I社は2013年3月にカリフォルニア州のPalo Altoに本社を置く最新のカレット処理技術を持つeCullet社とGlass to Glass LLC という合弁事業を立ち上げていた。O-I社は同社と合弁することで北米地域の工場への高品質カレット供給ができるとしている。オレゴン州にカレット処理工場を開設した理由として同州のOregon Container Deposit programによって高品質な原料カレットの入手が可能ということを上げている。

 出典:GPI Smart Brief
 The Blade新聞記事は、以下をご参照下さい。
 http://www.toledoblade.com/business/2013/12/17/O-I-joins-eCullet-to-open-new-processing-facility.html
 O-I社のプレス発表は、以下をご参照下さい。
 http://www.o-i.com/Newsroom/O-I-forms-Glass-to-Glass-joint-venture-with-eCullet/

3.有機インクによる印刷

 セラミック印刷(ACL)は、びんを加飾し商品識別の技術としての一つの選択肢であったが、Ardagh社が出したAbsolut Chicago Vodkaの例では、セラミックインクではなく熱硬化型の有機インクを使用している。この熱硬化型インクは従来のACLに比べて、焼き付け温度が低い(約200℃)、焼き付け速度が速い、色数が多いという特徴がある。Ardah社はAbsolutびんの印刷にFerro社の有機インクと同社の印刷機械を使用している。Hartness International社は10年前に直接印刷及びコーティング用の紫外線硬化型インクを公表している。このインクはNew Belgium Brewing社のLips of Fatihビールに使用されている。Hartness International社によればリターナブル使用も可能としている。

 出典:FEVE NEWS January 2014
 Hartness社UVインク及び印刷工程ビデオなどは、以下をご参照下さい。
 http://www.hartness.com/uvinks.php

4.Bucher Emhart Glass社の最初のBISマシンがNampak社で稼働

 Bucher Emhart Glass社は、2013年10月に行われた南アのNampak社のオープンハウスで、BISマシン初号機(12セクション140mmDG)を公開した。BISは2000年に発表されたNISマシンに次ぐ最新の機種で、広範なガラスびん製造ができるように設計されており、迅速なジョブチェンジができるようになっている。BISはAISで開発されたパラレル型開閉方式を採用しており、6、8、10及び12セクションに対応している。初号機はダブルゴブで95mmトリプルゴブも用意されている。4ゴブ70mmバージョンが現在開発中。BISは2010年に発表され、2011年に米国Winsorの同社開発センターで試作機が完成し、2013年5月に初号機が順調に稼働した。これまでに20社以上がNampak社を訪れ稼働状況を見学し、Bucher Emhart Glass社は既に3台を販売している。

 出典:FEVE NEWS January 2014
 BISについては以下をご参照下さい。
 http://www.emhartglass.com/node/15401