2021年05月18日

海外情報(2021年5月分)

1. ベラリア社の2021年第一四半期業績

ベラリア社(Verallia:フランス)の2021年度第一四半期売上は、前年比6.2%減(恒常為替レートで2%減)の605百万ユーロ(約787億円/130円換算)であった。調整後のEBITDAは昨年とあまり変わらず152百万ユーロ(約198億円)だった。これには生産コスト約9百万ユーロ(約12億円)を削減できたのが貢献している。

出所:glassonline.com

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2. ビドララ社の2021年第一四半期業績

ビドララ社(Vidrala:スペイン)の2021年第一四半期売上は、2020年同期243.7百万ユーロ(約317億円/130円換算)に対して234.9百万ユーロ(約305億円)だった。EBITDAは前年同期59.9百万ユーロ(約62億円)に対して62.2百万ユーロ(約81億円)だった。EBITDAマージンは前年同期24.6%に対して26.5%となった。今後、コロナ感染の状況によるが緩やかに売上増加すると予想している。

出所:vidrala.com

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訳者注:以下の記事によると、欧州における容器市場での地位を確固としたものとするため、2024年までに600百万ユーロ(約780億円)を投資し、生産量を2.4百万トンに増加する、という計画があるようだ。

3. ジーニャーゴ社の2021年第一四半期業績

ジーニャーゴ社(Zignagovetro:イタリア)の2021年第一四半期の収益は、前年度同期比1.1%増の110.2百万ユーロ(約143億円/130円換算)だった。そのうち32.2百万ユーロは海外収益(前年比10.6%減)。

出所:finanza.repubblica.it

訳者注:記事詳細は以下のURLを参照ください。

4. アルダー社の2021年第一四半期業績

アルダー社(Ardagh group:ルクセンブルグ)の2021年第一四半期収益は、前年比9%増の17.7億ドル(約1,947億円/110円換算)となった。この増加は金属缶事業とガラスびん事業の出荷増を反映したものとなっている。金属缶事業の販売量は8%増、特殊缶事業は16%増、ガラスびん事業は2%増だった。

出所:ardaghgroup.com

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5. O-I社の2021年第一四半期業績

O-I社の2021年第一四半期の域別事業利益は、175百万ドル(約193億円:110円換算)で前年同期の176百万ドル(約194億円)を僅かに下回った。

米国地域:事業利益は前年同期103百万ドル(約113億円)に対して100百万ドル(約110億円)だった。重量ベース出荷量は1.3%減少。

欧州地域:事業利益は前年同期61百万ドル(約67億円)に対して75百万ドル(約84億円)だった。販売量は約2%増加。

アジア太平洋地域:事業利益は無かった。(昨年度にオーストラリアとニュージーランドの事業を売却した結果を反映)

出所:o-i.com

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6. ベラリア社がカレット処理会社を設立

ベラリアドイツ社(Verallia Deutschland)とドイツのリューネン(Lünen)に本社を置くレモンディス社(Remondis Recycling)は、JVのヴェーレリサイクリング社(Verre recycling:レモンディス社60%、ベラリアドイツ社40%)を立ち上げる事に合意した。JVは、ベラリアドイツ社のバドヴルザック(Bad Wurzach)カレット処理施設とレモンディス社がコブレンツ(Koblentz)に持つ処理施設を所有し、2021年7月から事業開始する。

出所:glass-international.com

訳者注:レモンディス社は資源回収・再生の世界的メジャーの一つ。同社HPによれば世界全体合計売上規模79億ユーロ(約1兆270億円/130円換算)、従業員数36,000人。
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レモンディス社については以下のURLを参照ください。