2015年03月31日

JIS S 2350( 容量表示付きガラス製びん(壜))のJIS規格改正について

〇計量法の特殊容器制度(いわゆる丸正びん)の技術基準に引用されているJIS S 2350(容量表示付きガラス製びん(壜))の改正につきまして、作成団体である、日本ガラスびん協会が事務局となり平成26年9月にJIS改正委員会(委員長:山根正之氏(東京工業大学名誉教授))を設置し、2回の委員会での審議を経た後、最終JIS改正原案を取りまとめ、平成26年12月に経済産業大臣宛に申出を行いました。

〇平成27年2月4日に日本工業標準調査会(JISC)消費生活技術専門委員会において、異議なく了承されました。

〇平成27年6月22日にJIS改正の公示が行われる予定とのことです。

〇主な改正点は次のとおりです

①びんの追加
JS-33(ビール500ml)を90g軽量化した、JS-33-2を追加するため、びんの形状、寸法、容量公差、下限入り味線高さなどを改正しました。

②下限入り味線高さ及び容量公差の変更
製びん技術向上・改良を踏まえ、製造事業者の測定データの検証結果に基づき、一部の形状のびんについて、容量公差及び下限入り味線高さの見直しをしました

③充填商品の追加
使用実態調査及び要望などを踏まえ、充填できる商品を追加しました。

④実績のないびんについて製造期限・使用期限の設定
過去20年間、製造実績のない形状のびんについて、使用実態調査などを踏まえ、15型式について製造期限・使用期限を規定しました。