2016年04月06日

2016年「ガラス産業連合会新年会」開催報告

 2016年1月22日(金)、大変厳しい寒さの中、東京都千代田区の銀行倶楽部において、恒例の「ガラス産業連合会(GIC)新年会」が開催されました。

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新年会で賑わう会場の様子

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左から、硝子繊維協会、板硝子協会、電気硝子工業会、日本硝子製品工業会、日本ガラスびん協会、ニューガラスフォーラムの各会長

 

 

 ガラス産業連合会は2000年3月に設立され、翌々年の2002年から開催している恒例の新年会も今回で第15回目となりました。今年も経済産業省、学界、会員企業、関連団体、報道期間など350名の皆さんにご出席をいただき例年通り大変賑やかな新年会となりました。この新年会は連合会に加盟する板硝子協会、硝子繊維協会、(一社)日本硝子製品工業会、日本ガラスびん協会、電気硝子工業会、(一社)ニューガラスフォーラムの6団体が共同で主催しています。
 開会に先立ち狐塚章ガラス産業連合会会長(硝子繊維協会会長・旭ファイバーグラス株式会社代表取締役社長)より以下のようなご挨拶がありました。

(ご挨拶要旨)
 昨年12月の「COP21(パリ)」にて温室ガス削減目標が設定され、今後、国内対策が勝負の時を迎えます。ガラス産業はエネルギー多消費産業でもあり、ガラス産業連合会の重要な課題として、今後も取り組んでいかなければならないと思います。ガラス産業では、窓ガラスや断熱材などの省エネに貢献できる製品を扱っており、排出量の削減には大いに貢献できると思います。ガラス産業連合会は発足から15年が経過しましたが、各加盟団体とも大きく経済環境が変化したこともあって、新たな取組みを議論する時期になっていると思います。今後ともご支援とご協力をお願いいたします。
 次にご来賓を代表して、福島洋経済産業省製造産業局大臣官房審議官より以下のようなご祝辞をいただきました。

(ご祝辞要旨)
 年初来、世界経済には不透明感が漂っているが、設備・技術・人材などの投資を引き続き行っていただき、日本経済を牽引していただけることを期待しています。また、グローバルな観点で活動されることもお願いしたいと思います。ガラスは産業資材・生活資材に欠かせない製品であり、人の生活を豊かに快適にし、健康を保ちます。地球温暖化の点では、省エネにもさらなる期待ができる分野ですので、新しい製品を世に送り出して欲しいと思います。過去の歴史を見ても、ガラスは技術品であり文化・文明を支えてきた生活資材です。先端の産業を支えるだけではなく、人の心を豊かにする芸術品創出の観点からもご協力をいただきたいと願います。昨年は板ガラス分野ではありますが、「産業競争力強化法第50条に基づく調査」を行い、2030年に向けて、需給ギャップが拡大する結果を報告しました。日本にガラス産業は無くてはならないものですが、板ガラス以外でも皆様の産業がさらに安定的に発展していくためには、健全な収益をあげて、持続可能な企業活動を継続することが原点だと思います。そのような産業政策を経済産業省としては、しっかり行っていきたいと思います。今年がさらに充実した1年になることを祈念いたします。
 また今回、ガラス国際会議(ICG)の2018年の開催が日本に決まったことを受け、井上博之東京大学生産技術研究所物質・環境系部門教授から以下のようなご説明がありました。

(ご説明要旨)
 ICG国際ガラス会議は国を代表するセラミックスやガラスの学会や団体が加盟する世界最大の組織で、大きく3つの役割を担っています。

①毎年、国際会議を開催する。(3年に一度の“Congress”と毎年開催の年会により構成)
②ガラス分野の様々な課題に対して、技術委員会を組織して。ワークショップなどを実施する。
③上記、2つの活動を通して、各国のガラス技術者の交流と相互理解を促進する。

2015年の年会(タイ・バンコク)で2018年はICGを日本で開催することが決定しました。このバンコクでの年会で日本のICGにおける大きな貢献をアピールできたことが招致に繋がった要因のひとつと考えています。具体的には、2018年のICG年会は、9月24日~27日の4日間、横浜で開催されます。是非、ご参加をお願いしたいと思います。
この年会のテーマは、“Innovative Glass and Technology Contribution Sustainable Society(革新的なガラス技術の持続可能な社会への貢献)”とし、次の3つの柱で支えています。

①Innovative Glasses for Intelligent Life
(知的生活のための革新的なガラス)
②Innovative Processes and Technology for Energy Saving
(省エネルギーのための革新的なプロセスと技術 )
③Innovative Glasses and Processes for Raidioactive Waste Management
(放射性廃棄物のための革新的なガラスとプロセス)

この柱に沿って、日本から様々な情報発信ができたらと考えています。招致が叶った背景には、これまでの日本のガラスにおける貢献とともに今後も大きな期待があると考えています。それに応えるためにも、日本におけるさらなる発展が望まれ、2018年の会議がひとつの終着点ではなく、新たな進展の起点になることを期待いたします。ICG活動は、国際会議とともに技術委員会も活性化する必要があり、皆様も大いに活用いただければ幸いです。今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
 その後、岡本毅ガラス産業連合会副会長((一社)日本硝子製品工業会会長・岡本硝子株式会社代表取締役社長)による乾杯のご発声により歓談となりました。
 そして、16時から始まった新年会でしたが、歓談の時間は瞬く間に経過し、牧島亮男ガラス産業連合会理事(北陸先端科学技術大学院大学シニアプロフェッサー)によるご挨拶で中締めとなりました。
 銀行倶楽部が改修工事に入ることから、来年は会場を如水会館に移し盛大に開催されることを祈念したいと思います。