2016年12月21日

海外情報(2016年12月分)

1.EUのエコラベルが無くなる?

 EUのエコラベルの先行きが不透明となっている。リークされた文書によれば、欧州委員会(European Commission)現在進められている政策見直しの中で、現在のスキーム全体の廃止を検討している。同文書では、欧州委員会が3製品をエコラベル表示対象外とすることを提案している。それによって、これら3製品は環境に優しいことをアピールできるようになる。この規制適正化プログラム(REFIT)には期限が定められていないが、EUエコラベル理事会(EU Ecolabeling Board:EUEB)のメンバーは2015年以来、検討結果が発表されるのを待っているとコメントしている。エコラベル規制では、欧州委員会は2015年2月19日までに欧州議会と理事会に進捗報告するとなっている。

 出典: FEVE NEWS 2016-December

2.英国で容器デポジットの動き

 英国議会に、緑の党の副代表であるキャロライン・ルーカス(Caroline Lucas MP)が、廃棄物戦略の一環として容器デポジット(Bottle Return Scheme:BRS)を呼びかける動議を提出した。同議員と賛同する議員達は、指定容器素材のリサイクル率を90%以上にするために、欧州内の11ヶ国で既に導入されているとしている。この動議では、毎日38.5百万本のプラスチック容器が使用されている中で、プラスチック及び金属缶が廃棄物の40%を占めていると指摘している。デポジット金額は10ペンスとしていて、容器がリサイクルのために戻された時に払い戻される。

 出典: FEVE NEWS 2016-December

3.ベトロパック・オーストリア社がフリント炉を稼働

 『未来に向かって準備ができた』という標語の元に、ベトロパック・オーストリア社が二つのイベントを祝った。ウィーンから西に約100kmのドナウ川沿いにあるペヒラルン(Pöchlarn)にある工場は、ベトロパックグループに入ってから30周年となる。新しいフリント炉の完成と同グループの訓練センターの開所を祝う会が、多くの招待者を迎えて行われた。

 出典: FEVE NEWS 2016-December

4.アルダー社の訓練生が表彰を受けた

 アルダー社の高度に整えられた訓練生養成体制が名誉ある賞をとった。ドイツのニーンブルグ工場は、製造会社としては初めてとなる『学ぶに最適の場:Best Place to Learb』シールが許された。また、英国のバーンズリー工場(Barnsley)の二人の訓練生が、一人は『2016年の訓練生』として恒例のブリティッシュガラスフォーカス賞を、他の一人が2016年最優秀賞をIET(Institue of Engineering and Technology)を受賞した。他にスコットランドのアーバイン工場からも2名が受賞している。

 出典: FEVE NEWS 2016-December

5.ベラリア社のオアリー工場でIRIS社の非接触検査機が稼働

 フランスのシャンパーヌ地方にあるベラリア社のオアリー工場(Oiry)で、IRIS社の最新の非接触検査機が、同地方の得意先からの品質向上の期待を担って稼働した。これは同工場の過去2年に渡る大規模近代化設備投資の中で実施されたもので、同工場には溶解炉1基、4ラインがあり、IRIS社の非接触カメラ検査機が2ラインに設置された。

 出典: FEVE NEWS 2016-December

6.ナムパク社(Nampak)が好調

 ナムパク社(Nampak)は、マクロ経済が良くないなか、2016年9月30日期の全売り上げが11%増加と報告した。グループとしての営業利益は4%増だった。CEOのAndré de Ruyter氏によれば、「この成績はガラス部門のナイジェリアとジンバブエ向けの輸出の好調、新しい得意先からの注文増、稼働率の工場、さらにコスト節減による」、「グループ全体としてのコスト節減が良い結果をもたらした」と語った。ガラス部門の営業利益は約105百万ランド(約880百万円)、飲料市場の動きが激しい中、売り上げは18%増となった。

 出典: FEVE NEWS 2016-December

7.ビール向けのリユース可能な強化ガラスびん

 ビール容器市場にベトロパック社とエムハート社の共同開発になる新製品が登場しそうだ。両社は、品質を落とすこと無く、軽量で強いびんを開発すると2012年に発表していた。0.33lで約230gの強化されたリユース可能なガラスびんのパイロット生産が行われ、2017年には地域限定で市場に出る模様。

 出典: FEVE NEWS 2016-December