2013年02月05日

平成25年「ガラス産業連合会新年会」を開催

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左から、板硝子・NGF、硝子繊維、硝子製品、電気硝子、ガラスびんの会長

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岡本毅ガラス産業連合会会長

午後から青空へと晴れ渡った1月24日(木)、午後4時から6時まで、皇居お堀端近くの東京會館で「ガラス産業連合会(GIC)新年会」が開催されました。ガラス業界の共通的な事項を実施する連合体としてGICが設立されてから14年が経ちます。そしてGICの目玉事業の一つとして統一新年会が始まり、今ではガラス業界の風物詩とも言える集いとなりました。今年で12回目の開催です。なお、新年会の名称は、平成14年から17年までは6団体の「合同新年会」と称していましたが、平成18年からは「合同」がとれ、現在に至っています。各団体独自に新年会を行っていた時と比べると、掛け持ちで関係団体の会に出席する手間も省け、また、費用分担により経費節約にもなると好評です。主催は、板硝子協会、硝子繊維協会、電気硝子工業会、一般社団法人日本硝子製品工業会、日本ガラスびん協会、一般社団法人ニューガラスフォーラムの6団体で、順番に事務局を担当します。今年は、橋口陽一・日本硝子製品工業会専務理事の司会で、岡本毅・GIC会長(岡本硝子社長)の挨拶の後、渡辺宏・経済産業省審議官の祝辞がありました。その後、井筒雄三・GIC副会長(日本電気硝子会長)の発声で乾杯して懇談会に移り、平尾一之・京大教授による中締めでお開きとなりました。

岡本会長の挨拶の概要は、以下のとおりでした。
「...さて、昨年のガラス業界をみますと、板ガラス、ガラス繊維、電気ガラス、ガラスびん、それから食器をはじめとする日用品ガラス業界等は、温度差はございますが押し並べて非常に厳しい1年であったと思われます。その理由としましては、優遇税制あるいは優遇措置の終了あるいは打ち切りにともなう薄型テレビ、自動車等々の需要の反動による減少、それから、80円を切るというような、私どもから言わせれば異常な円高による外需の減少、さらには、電気代、あるいはガス代等の値上げによります製造コストの上昇がありました。しかしながら、本年は大型補正による公共投資あるいは円高の終息による外需の復調、省エネ、環境関連の新たな需要などガラス業界にとっても明るい兆しが見えるというように思います。この明るい兆しを着実な成果に結び付けるべく業界全体としてより一層の奮起をしたいと思います。最後になりますが本年はヘビ年です。かの哲学者のニーチェは、“脱皮できない蛇は滅びるのみ”と言ったそうです。したがいまして、ガラス産業連合会加盟各団体あるいは加盟各社が一皮も、二皮もむけて新たなステージに立つことを祈念します...」

今回も、産・学・官・団体・プレスから関係者380名ほどが参加して盛況でした。そして、なによりも、一堂に会したガラス関係者の集団を目の前に見ると、その規模の大きさと、同じ業界人としての一体感を強く感じ取ることができました。また、新政権の経済再生への期待もあるのでしょうか、何時になく参加者の熱気が感じられるようでした。

懇親会会場風景