山中昭廣会長からの開会の挨拶
ガラスびんデザインアワードは第4回目を向かえ、年々規模が大きくなっており、とても喜ばしいことです。これからもデザインアワードをさらに盛り上げ、質を高め、知名度を上げて、ガラスびんの需要喚起に繋げてゆきたいと思います。
2008年3月18日。丸の内の東京會舘・本館ゴールドルームにて「ガラスびんデザインアワード2007」の授賞式が行われました。受賞された企業を代表してお越しいただいた方々を、内田繁審査委員長、益田文和審査員、船山直子審査員と共に、日本ガラスびん協会の理事が迎えました。日本ガラスびん協会会長、山中昭廣(石塚硝子株式会社代表取締役社長)からの開会の挨拶に始まり、表彰状と記念のオリジナル盾を手渡しました。
ガラスびんデザインアワードは第4回目を向かえ、年々規模が大きくなっており、とても喜ばしいことです。これからもデザインアワードをさらに盛り上げ、質を高め、知名度を上げて、ガラスびんの需要喚起に繋げてゆきたいと思います。
栄誉ある賞をいただき、ずっしりとその重みを感じております。この商品は、お客様に「心から喜んでもらえる」、「こだわりをもった、価値のあるギフトを作りたい」という思いから企画したものです。島根県の厳選された向日葵の原料を丁寧に絞り上げた貴重な油、これをガラスびんを使って、美しく高級感のあるギフトができたと思っております。こうしたこだわりを評価していただいたことは、誠に光栄です。ありがとうございました。
家庭用事業部 部長 執行役員 吉田禎之様 |
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このような栄えある賞をいただき、本当に光栄です。この黒糖焼酎は、喜界島の蔵元が自社栽培をした100%国産のさとうきびを使った商品です。ガラスびんのデザインもこだわって作られました。その結果このような形で賞をいただくこととなり、大変嬉しく思っております。
シュンビン株式会社(代理店) 代表取締役 津村元英様 |
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このような栄誉ある賞をいただき、本当に感謝しております。この森林ノ牛乳は、疲弊している里山と低迷する酪農を救うため、森林を守る人々とともに作り上げた、たくさんの思いがギュッと詰まった濃厚なジャージー牛乳です。この皆の思いが詰まった商品に価値を見出し、表彰して下さった方々に、里山の皆を代表し、お礼申し上げます。
代表取締役社長 熊野英介様 |
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このような素晴らしい賞をいただきありがとうございます。沖縄に46ある泡盛メーカー各社も喜んでおります。現在、この泡盛は「琉球泡盛」として、沖縄で作られた泡盛のみに与えられる称号となりました。そうした意味でも、沖縄の地域性に着目していただき、賞を頂いたことで、沖縄の46社のメーカーも更に自信を持って活動していくことができると思います。
東京営業所長 武田和成様 |
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九州で15年間雑穀米を取り扱い、食育に役立つ商品や環境に良い商品作りを行っております。この商品は雑穀米を使用し、環境に優しいメッセージ性のある商品を作りたいという思いから商品化にいたりました。今回このように評価されたことをとても感謝しております。今回の受賞を励みに、ガラスびんのデザインを含め、環境や食育に従事してゆいきたいと思います。
取締役部長 中村国彦様 |
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このような素敵な賞をいただき、本当にありがとうございます。昨年の受賞に続き、2年連続で受賞できたことに大変驚いております。今回の商品は、とてもシンプルに仕上げましたが、中身の色や素材を通してガラスびんの中にあたたかさと心地よさを感じていただけるように心がけました。瓶詰め会社として、これからもガラスびん食品の良さ、素晴らしさを皆さんに伝えていきたいと思っております。
代表取締役 長澤宏治様 |
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立派な賞を受賞させていただきありがとうございます。この商品は、40年前にできたリターナブルびんを使用したオリジナルを、現代の生活様式にあわせて再現したものです。アルミ缶やペットボトルが主流になっている現代で、ガラスびんの質感というものは捨て難いものであり、我々清涼飲料業界も改めてガラスびんを見直していかなければならないと思います。
代表取締役社長 菅春貴様 |
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このような形で皆様にお目にかかる機会をいただき、大変晴れがましく思います。この商品は、 「これまで日本酒に興味のなかった女性を中心とした、新しい層の人々に日本酒を味わってほしい」という思いから生まれました。ガラスびんのイラストは、弊社の女性の杜氏(とうじ:酒を作る職人)が手がけました。伝統の中で新しい味を生み出し、デザイン、中身ともに今までになかった、女性に受け入れられる日本酒ができあがったと思います。
代表取締役社長 木村紫晃様 |
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クロワッサン副編集長 船山直子 審査員
このデザインアワードの審査員という名誉ある役を務めさせていただき、誠に光栄に思っております。今回も美しく楽しい商品がたくさん揃っており、改めてガラスびんの可能性を感じました。これからも「3R」というガラスびんの特性を更に活かして、時代のニーズにあわせた、素晴らしい商品を開発してほしいと思います。またそうした商品をクロワッサンで紹介させていただけることを楽しみにしています。皆様本当におめでとうございます。
益田文和 審査員
皆様本当におめでとうございます。年を重ねるごとにこのアワードが立派になっているのがとても印象的で、驚いております。応募作品も毎年充実してきており、審査も楽しんで行わせていただいております。益田文和賞の、株式会社セルフィユの商品は、中身の色と素材を活かした、ガラスびんだからこそ可能な、美しい作品だと思います。私もデザインの仕事をしておりますと、時々「やられたな!」と思うことがあるのですが、そんな作品に出会うことができました。大変素晴らしいアワードになったと思います。
内田繁 審査委員長
受賞者の方々のコメントをうかがいまして、それぞれの作品に思い思いの物語があることを感じました。審査をする際には、中身を味わっていませんが、これだけ物語性のある、良い作品が選ばれたということは、「パッケージと中身は重要な関係がある」ということが分かると思います。デザインが行き過ぎてしまうと、生活シーンの中でデザインが主張してしまい、うるさくなってしまうことがあるのですが、日常生活に溶け込む、清潔で穏やかなデザインを多く選ぶことができました。
また、一方で「チェリオ」のように懐かしく感じるものや、「琉球泡盛」のように地域の固有文化を前面にだしているものもあり、今日の私たちの生活の中にある重要な問題が散りばめられていたアワードであったように感じます。
今回はとてもバランスの良い審査を行うことができたと思います。皆さんおめでとうございました。
授賞式が終わり、審査員、ガラスびん協会関係者を含め、マスコミの方々との合同懇親会が盛大に行われました。日本ガラスびん協会会長、山中昭廣から改めて挨拶があり、その後、副会長の岩本重己による乾杯の発声で合同懇親会が始まりました。会場には、受賞作品とともに一次審査通過作品も並べられマスコミを始め、多くの方の注目を集めていました。受賞作品を試飲していただけるスペースも用意し、合同懇親会は大いに盛り上がり、受賞された企業の方々の素晴らしい笑顔で幕を閉じました。
今年で第4回目を迎えた「ガラスびんデザインアワード」は回を重ねるごとに応募の数が増え、今回は昨年より85本も多くのエントリーをいただきました。エコロジーの意識の高まりから、ガラスびんに注目が集まっている時代だからこそ、「ガラスびんデザインアワード」の認知を高め、ガラスびんの需要喚起に繋げていけるよう、日本ガラスびん協会は来年もこのガラスびんデザインアワードを開催します。