第15回 最終審査会レポート
ガラスびんアワード2018 受賞商品
節目となる15回目を迎えましたガラスびんアワード。
今年も260を超す数多くのエントリーをいただき、デザイン性、機能性、環境性、オリジナリティなど、時代を映し出すガラスびんが様々な魅力を競い合いました。
高度な加飾技術により、グラフィカルな表現の幅が一段と広がる中、今回は透明感のあるガラスびん本来の美しさにより、中味をストレートにアピールする商品が際立ち、新鮮な傾向として選考されました。
日本ガラスびん協会は、これから先もガラスびんは暮らしをより快適で豊かなものにしてくれる存在である、ということを強くアピールしてまいります。
受賞商品一覧
い・ろ・は・す グラススパークリングウォーター
日本コカ・コーラ株式会社
ガラスびん:日本山村硝子株式会社
「ガラスびんに描かれた波紋のレリーフがとても美しい。手に持ってもオシャレでテーブルに置いても映える。PETボトルのイメージが強いブランドながら、炭酸水に耐えうる強度を持たせたガラスびんで中味を美味しそうに見せる工夫が施された商品」という点が評価され、最優秀賞に選出されました。
わつなぎ
サントリー食品インターナショナル株式会社
ガラスびん:東洋ガラス株式会社
「肩がなくすっと伸びたガラスびんのスタイリッシュなフォルムが美しく綺麗。シリーズで並んでいるだけでキッチン映えする。高級感を漂わせるガラスびんが、こだわりを持って作られた上質なプレミアムシロップをアピールしている商品」という点が評価され、優秀賞に選出されました。
cangoxina(カンゴシナ)
有限会社 佐多宗二商店
ガラスびん:磯矢硝子工業株式会社
「透明感のあるすっきりしたフォルムでありながら、注ぎ口が変則的にセンターにないことにオリジナリティが感じられ、ガラスびんが本来持っている力強さが伝わってくる。飲み終わった後も取っておきたくなる商品」という点が評価され、優秀賞に選出されました。
七味唐からし 一味唐からし 山椒七味 粉山椒
拉麺七味 伊太利庵七味 どんぶり七味
有限会社 八幡屋礒五郎
ガラスびん:第一硝子株式会社
「缶製品のデザインに近づけた形状のガラスびんに仕上げられ、より密封性を求めるニーズに応えている。また従来びんより細く軽くなり使いやすさにも配慮。シリーズそれぞれのデザインも可愛い商品」という点が評価され、機能・環境賞に選出されました。
リポビタンD クリスマスボトル2018
大正製薬株式会社
ガラスびん:日本耐酸壜工業株式会社
「クリスマスをイメージした可愛いサンタクロースとスノーマンのイラストが描かれていて、プレゼントとして貰っても嬉しい。栄養ドリンクを飲んだことのない人たちにも親しみやすい商品」という点が評価され、リリー・フランキー賞に選出されました。
南泉 軌跡(種子島宇宙センター打上げ50周年記念)
上妻酒造株式会社
ガラスびん:日本耐酸壜工業株式会社
「ロケットが地球の空から宇宙空間へと打ち上げられていく様子が、グラデーション塗装のガラスびんの中に神秘的に美しく表現されている。宇宙麹を使ったというワクワクするような夢のある商品」という点が評価され、富永美樹賞に選出されました。
こだわり酒場のレモンサワーの素
サントリースピリッツ株式会社
ガラスびん:石塚硝子株式会社
炭酸水で割るだけで手軽に本格的なレモンサワーを味わえる「こだわり酒場のレモンサワーの素」。家にいながら居酒屋の味わいと雰囲気を楽しむことができるガラスびん入り商品ということで話題となり、ガラスびんの需要創造に貢献いただいたこと、さらに日頃のガラスびんへのご愛顧に感謝を込め、日本ガラスびん協会特別賞に選定させていただきました。
マイシロップ
株式会社 明治屋
ガラスびん:東洋ガラス株式会社、日本山村硝子株式会社
かき氷のスタイルが進化する中、発売以来90年にわたり、ガラスびん入りの定番かき氷シロップとして愛され続けている「マイシロップ」。カラフルな中味を際立たせる透明感と優れた保存性を兼ね備えたガラスびんは、「マイシロップ」の象徴ともいうべき存在になっています。長きにわたるガラスびんへのご愛顧に感謝し、日本ガラスびん協会特別賞に選定させていただきました。
審査
イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞・作曲、俳優など、多分野で活動。
初の長編小説『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』は2006年本屋大賞を受賞し220万部を超え、絵本『おでんくん』はアニメ化。
音楽活動では、総合プロデュースした藤田恵美「花束と猫」(ポニーキャニオン)が「第54回 輝く!日本レコード大賞」において優秀アルバム賞を受賞。
俳優としては、映画『ぐるりのこと。』でブルーリボン賞新人賞を受賞。最近の出演作『凶悪』(13/監督:白石和彌)『そして父になる』(13/監督:是枝裕和)では、第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞(『そして父になる』)優秀助演男優賞(『凶悪』)ほか多数の映画賞を受賞。
コメント
今回は、今まで他素材を使っていた容器がガラスびんになるという状況が見られました。これは、中味はもとより健康や環境のことを考えたならば、やはり清潔で密封性が高いガラスびんに戻らざるを得ないということだと思います。また、ガラスびん本来の透明感や形状について、美しく綺麗なものが際立っていたように感じました。どうもありがとうございました。
1970年千葉県生まれ。
東京外国語大学スペイン語科卒業。94年にアナウンサーとしてフジテレビジョン入社。「笑っていいとも!」や「めざましテレビ」などの人気番組を担当。
98年10月、シャ乱Qのドラムス・まこととの結婚を機にフジテレビを退社。
現在、FM NACK5「服部幸應WELL TASTE」にレギュラー出演中。夫婦共にアウトドアが大好きで、時間が出来ると2人で、キャンプや自転車等を楽しんでいる。
コメント
私たちは便利さや手軽さについ流されてきましたが、資源は無限ではないということにも気づき始めています。今回あらためて、環境に配慮したガラスびんの力を信じたいと思いました。また高級なものがびんに入っていると嬉しいのですが、普段手にするものもびんに入っているともっと嬉しいです。今後、更なる可能性に期待しています。ありがとうございました。