第17回 受賞商品
第17回ガラスびんアワード2021受賞商品
本年で第17回目を迎えたガラスびんアワード。
産業活動や社会生活が新型コロナウィルス感染拡大の影響を受ける中、昨年を上回る348のエントリーをいただき、今までにないバラエティに富んだガラスびんがその魅力を競い合いました。
世界的にもSDGs促進の流れが加速する中、コロナ禍の影響も加わり、今の時代を反映した様々なガラスびん入り商品が登場しています。いくつもの生産者が協力し合って誕生した商品、出荷するのが難しくなった作物を有効利用した商品、売上で地域を支援する商品、さらに巣ごもり需要に応えた自宅で楽しむ贅沢な商品など、それらが安全・安心で美しいガラスびんに入ることで、付加価値を創出しています。ガラスびんは、機能性や環境性に優れ、さらに見て触って味わって人の心を豊かにしてくれる素晴らしい容器です。
このコロナ禍を乗り越えた未来に向けて、日本ガラスびん協会は、ガラスびんを通して、持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。
第17回ガラスびんアワード審査会での石塚会長ご挨拶
私は、日本ガラスびん協会の会長を仰せつかっております、石塚硝子の石塚でございます。(石塚会長は、石塚硝子株式会社代表取締役社長執行役員)
第17回ガラスびんアワード審査会に際しまして、ご挨拶申し上げます。
リリー・フランキーさん、富永美樹さんには、今年もガラスびんアワードの審査をお引受けいただき、誠にありがとうございます。
数えますと、リリーさんには、今回で12回目となる審査委員長を、富永さんには、9回目の審査委員を務めていただくことになります。
本当に長いお付き合いをさせていただき、日本ガラスびん協会を代表して、厚く御礼申し上げます。
昨今は、新型コロナウイルスの話題ばかりの今日この頃ですが、我々のガラスびん業界も昨年来、大変大きな影響を受けています。
特に料飲店さんを中心とした、営業自粛や時短営業などにより、特に酒類用のびんは、大きく減少となりました。
一方、ご自宅で過ごす機会が増え、家食や家飲みなどの内食需要により、食料・調味料びんは増加、ウイスキーびんやワインびんなども増加となりましたが、全体としては前年比9%の減少となりました。
さて、ここからは今回のガラスびんアワードまでの道のりを少しご説明いたしますと、コロナ禍の影響により新製品の発売が延期や中止になるなど、エントリー商品数が少なくなることが当初より予想されていました。
そこで、色々と知恵を絞り、エントリー時期の前倒しとエントリー方法の見直しなど、様々な工夫をいたしました結果、最終のエントリー数は、348エントリー、510本となり、前回を上回ることができました。(前回比:117.5%)
しかし、本年2月に予定されていました、消費者代表の皆様による一般審査会は中止を余儀なくされ、3月開催予定の授賞式も2年連続で断念することになってしまいました。
このように苦難の道のりが続きましたが、本日、ここにガラスびんアワード審査会が開催され、各賞を決定することができましたことは、このガラスびんアワードを、途切れることなく次にバトンを繋ぐ、大変意義ある審査会になったと思います。
ガラスびん業界は、大変厳しい状況が続いていますが、これからも日本ガラスびん協会は、加盟会員各社と共に、新しい時代のニーズに応えながら、ガラスびんの持つ「素材価値」、中味を守る「安全・安心」、資源循環をベースとした「環境配慮」をキーワードに、技術の研鑽に励み努力を重ねてまいる所存でございます。
皆様には引き続き、格別のご支援を賜わりますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、この度、受賞された皆様には、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
審査
イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞・作曲、俳優など、多分野で活動。
初の長編小説『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』は2006年本屋大賞を受賞し220万部を超え、絵本『おでんくん』はアニメ化。
音楽活動では、総合プロデュースした藤田恵美「花束と猫」(ポニーキャニオン)が「第54回 輝く!日本レコード大賞」において優秀アルバム賞を受賞。
俳優としては、映画『ぐるりのこと。』でブルーリボン賞新人賞を受賞。最近の出演作『凶悪』(13/監督:白石和彌)『そして父になる』(13/監督:是枝裕和)では、第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞(『そして父になる』)優秀助演男優賞(『凶悪』)ほか多数の映画賞を受賞。
コメント
今回は、SDGs関連、そしてコロナ禍の影響で、今までとは少し面持ちの違う商品が多く見られ、この時代ならではの商品がたくさんありました。印象的だったのは、このような状況において協力し合う中で生まれたガラスびんのデザイン。みんなが沈んだ気持ちになっている時には、心を贅沢にするようなガラスびんに入った商品が出てくるのだと思います。
1970年千葉県生まれ。
東京外国語大学スペイン語科卒業。94年にアナウンサーとしてフジテレビジョン入社。「笑っていいとも!」や「めざましテレビ」などの人気番組を担当。
98年10月、シャ乱Qのドラムス・まこととの結婚を機にフジテレビを退社。
現在、FM NACK5「服部幸應WELL TASTE」にレギュラー出演中。夫婦共にアウトドアが大好きで、時間が出来ると2人で、キャンプや自転車等を楽しんでいる。
コメント
ガラスびんは中に入っているものを美味しそうに、また素敵に見せてくれる魅力がありますが、リサイクルできたりリユースできるというのも最大の特徴だと思いますので、分別のしやすさなど、わかりやすくアピールしていただけると嬉しいです。今回、地球のためにも私たちの未来のためにも、ますますガラスびんにがんばってほしいと思いました。