ガラスびんの
リデュース

製びん技術の向上によって
進む、ガラスびんの軽量化

ガラスびんのリデュースは、びん1本当たりの軽量化によって実現しており、軽量化によってガラスびんを製造する際に使用する原料を節約できます。
また原料を溶かす際のエネルギーも節約できること、そして軽くなった分輸送効率が向上することで、CO2排出量削減にもつながります。

特徴❶

強度を維持したまま、軽量化

ガラスびんの軽量化を進めるうえで欠かせないのが、強度の維持です。ガラスびんメーカーでは、ガラスびんの製造工程におけるすべての技術を向上させることによって、強度を維持したまま軽量化を実現しています。

  • 再生原料(カレット)の異物除去や泡の低減といった溶融技術
  • 適正なガラスの厚みや最適なガラスびんの形状をシミュレーションする設計技術
  • ゴブ形状の最適化や温度の安定化による、ガラスの厚みを薄くする技術
  • ガラスの表面処理による、強度を低下させない技術
  • 強度が規格に達しないガラスびんを排除する検査技術
  • ガラス素地をびん1本分の重量にカットしたもの

特徴❷

表面のコーティングによって、
リターナブルびんも軽量化

ガラスびんの強度を低下させないためには、ガラスびんの表面に微細な傷がつかないよう保護することが重要です。特に、洗浄して何度も繰り返し使われるリターナブルびんの軽量化では、洗浄ラインや充填ラインでガラスびん同士が接触した際の衝撃を和らげるために、びんの表面に樹脂やセラミックなどのコーティングを施しています。

特徴❸

世界トップレベルの軽量化を
実現した、超軽量びん

ガラスびんの軽量化が進む中、世界トップレベルの軽量化を実現した超軽量びんも開発されています。超軽量びんとは、日本ガラスびん協会が定義した軽量度指数L値が0.7未満のガラスびんのことで、世界最高水準の驚きの軽さを実現しています。

「超軽量びん」について
詳しくはこちら
  • 『ガラスびん3R促進協議会』のwebサイトへリンクします。