2014年02月20日

海外情報(2014年2月分)

1.欧州委員会は温暖化ガス排出40%削減を提案

 欧州委員会は1月22日に、2030年の1990年比削減目標として40%削減を提案した。これは2050年までに1990年比で80%削減するとしている方針に沿ったものとなっている。また、エネルギーミックスの中で再生可能エネルギーの比率を30%にするという。

 出典:FEVE NEWS No.424

2.O-I社がJakarta工場に設備投資

 O-I社はJakarta工場の既存生産ラインを改良し、更なる生産速度の向上と生産量増強のためNNPB設備を導入する。これによって効率的な軽量ガラスびんの生産が可能となる。インドネシアの主要な食品、飲料および化粧品各社への供給も継続すると同時に、東南アジア周辺諸国での市場拡大も視野に入れている。

 出典:Glass International Weekly News Bulletin
   記事詳細は以下をご参照下さい。
 http://www.glass-international.com/news/view/o-i-invests-in-jakarta-plant

3.O-I社がCarlsberg社と持続可能性イニシアチブを結成

 O-I社とCarlsberg社はCarlsberg Circular Community(CCC)という新規のプラットフォームを他のサプライアーと共に、将来の包装を協同で開発するために結成した。CCCは揺り籠から揺り籠(Cradle to Cradle)での循環設計手法を使用し、科学的に経済面、社会面および環境面での製品の利点を設計する。2016年までにこの手法を使って設計した最初のCarlsbergの製品を出す予定。O-IヨーロッパのErik Bouts社長は、“バリューチェイン全体でのコラボレーションによって新しい革新的な製品ができると考えている”と語っている。

 出典:Glass International Weekly News Bulletin
   記事詳細は以下をご参照下さい。
 http://www.glass-international.com/news/view/o-i-joins-forces-with-carlsberg-in-sustainability-initiative

4.洋酒、化粧品ブランドはエレガントで人を惹きつける容器を使用

 化粧品とお酒には一見共通するところが無いように思えるが、容器については、ブランドを形成するために、これまでに以上に同じデコレーションとデザインの考え方に拠っている。BelvedereやPinnacleはリカーショップで、新しいデザインの容器が人を惹きつけることを証明し、マーケットシェアの改善につながっている。

 出典:GPI Smart Brief
   記事詳細については、以下をご参照下さい。
 http://www.beautypackaging.com/articles/2014/01/the-blurred-lines-of-beauty-and-spirits-packaging

5.Tiama (MSC and SGCC)社がGedevelop社のガラス容器部門を買収

 Tiama社はスウェーデンのGedevelop社のガラス容器部門を買収し、Tiama Sweden社とし、ホットエンドでの専門知識を拡充させた。Tiama Sweden社はガラス容器業界では27年の経験を持ち、ホットエンド検査のスペシャリストとして知られている。

 出典:Glass International Weekly News Bulletin

6.Bormioli Rocco社が建築およびデザイン部門を創設

 Bormioli Rocco社が建築およびデザイン部門を新たな部門として同社に創設した。同社のR&D部門および種々の部門間でのシナジー効果により同部門が新たに追加された。同社は1930年にFidenzaでガラスブロックを作ったことで知られている。

 出典:Glass International Weekly News Bulletin