2018年10月18日
海外情報(2018年10月分)
1. 北米アルダー社が新型IS機を開発、新製品リードタイムを約30%削減
北米アルダー社は、数百万ドルを投資し開発したIS機をペンシルバニア州のPort Allegany工場に設置した。この開発機は、柔軟性に優れたガラス成形システムで、迅速な型替えが可能で、新製品のリードタイムを30%短縮できるとしている。この新型IS機は、同社のVSION4GLASSという新製品開発手法とシームレスにつながり、ほぼすべての製造条件をシミュレートし、テクスチャやエンボス加工など最新のデザイン機能を取り入れながら、あらゆる形状とサイズのガラスびんを製造できるとしている。
出典:FEVE Newsletter October 2018 No.475
訳注1:記事の詳細は以下のURLを参照ください。
同社のデザインアプローチと開発機については以下のURLで参照できます。
YouTubeに6セクと思われる新型成形機の稼働状況を含む動画がアップされています。
2. BA Glass ソフィア工場のバッチプリヒータプロジェクト
BA Glassソフィア工場の‘CO2プロジェクト’は、ガラス業界が低炭素経済に直面していることから、欧州排出量取引制度の枠組みの中で、欧州ガラス産業の競争力改善を目指すものとしている。このプロジェクト自体は、ブルガリアのソフィアにあるBA Glassの工場の廃熱からのエネルギー回収ですが、ギリシャ、ブルガリア、ルーマニアの各工場にも拡張できないか検討されている。プロジェクトは、BAソフィア工場、Hellas(CERTH-CPERI)技術研究センター、アテネ国立技術大学(コーディネーター)でコンソーシアムが構成されている。プロジェクトの結果は、2018年10月24日のグラステックでのワークショップで発表される。
出典:FEVE Newsletter October 2018 No.475
訳注1:BA Glassは1912年創業の会社。オランダにグループ本社がある。2017年グループ売上:約5.8億ユーロ(約759.8億円;1ユーロ131円換算、販売構成:食料30%、酒類15%、ワイン19%、ソフトドリンク14%、ビール22%)。従業員数:約3,560人。12工場(ポルトガル3、スペイン2、ポーランド2、ドイツ1、ギリシャ1、ブルガリア2、ルーマニア1)。
同社については以下のURLを参照ください。
3. ベラリア社のCSR報告2018
英語またはフランス語だが、ベラリア社の2017年実績をまとめたCSR報告2018が入手できる。ベラリア社の三つの主要エリア、循環経済を促進し同社の環境影響の削減、同社グループ従業員の才能開発と保護、地域社会の経済的・社会発展貢献についての報告がある。
出典:FEVE Newsletter October 2018 No.475
訳注1:CSR報告は以下のURLから入手できます。