2019年09月05日
海外情報(2019年8月分)
1. 日本山村硝子㈱が米国と共同で新会社を設立
日本山村硝子社と米国 Cambium社は、共同でArglass Yamamura,LLCを設立し、米国南部ジョージア州ラウンズ郡(lawndes County)バルドスタ(Valdosta)に、約123百万ドル(約130億円:1ドル106円換算)を投じて新工場(溶解炉:2基、年間生産量:約10万ton、従業員:約150名)を建設する。工場は2021年に全面稼働の予定。
出典:日本山村硝子㈱他
訳注1:詳細は以下のURLを参照ください。
- 日本山村硝子㈱の発表は次のURLを参照ください。
日本山村硝子株式会社 - ARGLASSについては次のURLを参照ください。
Arglass - 地元の反応については以下のURLを参照ください。
Japan-Backed Factory in South Georgia Aims to Offset Glass Bottle Imports – Global Atlanta
日本山村硝子㈱には、米国西海岸カリフォルニアに営業拠点としてYamamura Glass Qinhuangdao California, Inc.があり、Arglasss Yamamura, LLC設立によって米国内に生産拠点を持つことになる。
2. ツイストオフキャップのコンブチャびん
ノンアルコールクラフト飲料の世界では、簡単に再封可能な12オンスクリアボトルが最も人気がある。製品差別化のため、Mountain Culture Kombucha社は、コンブチャ内の生きている酵母や乳酸菌などを紫外線から保護するために12オンスのアンバー色のびんを選択した。このびんは北米アルダー社と提携したもので便利なツイストオフキャップを備えたデザインとなっている。
出典:glassonline
訳注1:記事の詳細については以下のURLを参照ください。
- Ardagh Glass chosen for Mountain Culture Kombucha glass bottles – GlassOnline.com – The World's Leading Glass Industry Website
- Mountain Culture Kombucha glass bottles
- Mountain Culture Kombucha社については以下のURLを参照ください。
Mountain Culture Kombucha | Craft Brewed and Bottled with Love - コンブチャは以前、日本で紅茶キノコとしてブームになったが、最近は欧米同様に日本でもコンブチャという名称が使われているようで、ダイエット食品として根強い人気があるようだ。
3. AGR社が新しいガラスびん欠点集を発刊
AGR社が、「Color Atlas of Glass Container Defects」というタイトルの本を出版した。同社は、この本は、ガラスびんメーカを始めとして、中身充填あるいはびん詰め商品の販売といったガラスびんを扱う業者向けの写真ガイドであり、欠陥とその原因を迅速に特定するのに役立つとしている。この本には、65の欠点の詳細な説明とともに、450枚以上のオリジナル写真を含む154ページで構成され、付録には、ガラス容器の各部の図とガラス欠陥用語集が含まれている。
出典:Glass International
訳注1:記事詳細は以下のURLを参照ください。
- American Glass Research publishes Color Atlas of Glass Container Defects – Glass International Magazine
- 同様の本が過去出版されてきているが、最新版ということで紹介した。またAGR社は欠点写真を以下のURLで紹介するといった事も行っており参考になると思う。
Defect of the Month | americanglassresearch.com