2019年10月10日

海外情報(2019年9月分)

1. 海外各社の業績など

(1)O-I社
厳しい第2四半期にもかかわらず、O-I社は多くの戦略的優先事項にわたって重要なマイルストーンを達成したと報告した。 これには、同社の最初のMAGMAラインでの生産や、O-Iが最近ブラジル、コロンビア、中国などの新しい生産能力を委託した市場での販売量の大幅な伸びが含まれる。

出典:FEVE NEWS FN485-9 19(元出所:o-i.com)

訳注1:O-I社のHPによるとMAGMAとは、Modular Advanced Glass Manufacturing Asset(モデュール式の高度なガラス容器生産技術)の頭文字をとったもので2018年11月に発表された。米国イリノイ州のストリータ工場にパイロットプラント、ドイツのホルツミンデン(Holzminden)工場にスケールアップしたラインを設置。2023年までに商用化の予定。同社によれば、この方式はびん生産のイメージをブレークスルーするもので、技術変革と新プロセスによりウルトラ柔軟な生産が可能としている。
業績の詳細などは以下のURLを参照ください。

(2)ベラリア社 上半期業績
同社の2019年上半期の収益は、6.9%増加して13億2,900万ユーロ(約1,568億円:1ユーロ118円換算)と堅調に伸びている。調整EBITDAの力強い成長も報告され、13.5%増の3億1,300万ユーロ(約369億円)となった。

FEVE NEWS FN485-9 19(元出所:verallia.com)

訳注1:業績詳細は以下のURLを参照ください。

(3)ヴィドララ社 上半期業績
同社の上半期は、純売上高が前年比5.6%増加して5億700万ユーロ(約673億円:1ユーロ118円換算)、EBITDAが10.1%改善して1億3,120万ユーロ(約155億円:1ユーロ118円換算)になった。 2019年度通年もほぼ同様の傾向と予測している。

FEVE NEWS FN485-9 19(元出所:vidrala.com)

訳注1:業績詳細は以下のURLを参照ください。

(4)アルダーグループ
アルダーグループは、EUガラス容器部門および米国金属缶部門の好調な業績により、アルダーグループの第2四半期の収益は22億6,800万ドル(約2,427億円:1米ドル107円換算)で、調整済みEBITDAは3億9,500万ドル(約423億円:1米ドル107円換算)と増加した。

FEVE NEWS FN485-9 19(元出所:ardaghgroup.com)

訳注1:詳細は以下のURLを参照ください。

(5)ベトロパックグループの上半期業績
ベトロパックグループの2019年上半期純売上高は、3億61.2万スイスフラン(約394億円:1スイスフラン109円換算)と増加した。営業成績は前年同期比19.2%増の4,840万スイスフラン(約53億円:1スイスフラン109円換算)に改善した。連結利益は、27.3%増の3,820万スイスフラン(約42億円:1スイスフラン109円換算)だった。商品およびサービスの連結純売上高は3億6,120万スイスフラン(約394億円:1スイスフラン109円換算)に増加した。

FEVE NEWS FN485-9 19(元出所:vetropack.com)

訳注1:記事詳細は以下のURLを参照ください。

(6)ゲレシャイマー社 第Ⅱ四半期業績
ゲレシャイマー社のこの四半期収益は、前年の3億3,260万ユーロ(約392億円:1ユーロ118円換算)から7.2%増の3億5,650万ユーロ(約421億円:1ユーロ118円換算)に増加した。ガラスびんの収益は、主に化粧品の顧客からの需要の増加により増加した。 ゲレシャイマー社は、収益性の高い成長と生産性の向上のために多数のプロジェクトを追求しており、これらのプロジェクトは体系的に実施されており、予定どおりに進んでいる。 これには、ドイツのビュンデ工場での管びん生産の拡大が含まれる。 ドイツのエッセン工場では、生産能力の拡張とさらなる自動化に関連して炉の改修が予定されている。

FEVE NEWS FN485-9 19(元出所:gerresheimer.com)

訳注1:記事詳細は以下のURLを参照ください。

2. シスカム社トルコ国内生産能力を130万トンに増加

シスカム社は、トルコのメルスィン(Mersin)工場に1,820万ドル(約19億円:1米ドル107円換算)で炉を新設し、トルコ国内の総生産能力を130万トンに引き上げた。メルスィン工場に新設した炉は年間80,000トンの生産能力があり、最新のIndustry 4.0準拠の技術が使われている。
現在、シスカム社は欧州第5位のガラスびんメーカーで、4か国に10の生産拠点がある。トルコ国内にはブルサ(Bursa)、エスキシェヒル(Eskişehir)、メルスィンの3工場、合計で12基の炉があり、最近3年で生産能力を30%増加させている。

出典:FEVE NEWS FN485-9 19(元出所:sisecam.com)

訳注1:詳細は以下のURLを参照ください。