2019年12月12日
海外情報(2019年11月分)
1. サヴェールグラス社によるヴィドララ社MD Verre工場買収交渉が進行中
ヴィドララ社とフランスのサヴェールグラス社(Saverglass SAS)の間でヴィドララ社のMD Verre工場の買収交渉が進行している。この交渉では同工場から5年間ヴィドララ社の顧客へのびんが供給されるという条項も含まれるものと考えられている。同工場はベルギーのモンス(Mons)近郊のグラン(Ghlin)に立地し、従業員約250名、溶解炉2基、生産量は年間約15万トン。
出典:FEVE NEWS FN485-11 19(元出所:vidrala.com)
訳注1:以前、ヴィドララ社はMD Verreの近代化投資を行う予定とのニュースもあったので同社のウエブサイトを確認したが関連記事の掲載がなく詳細は不明。
サヴェールグラス社については以下のURLを参照ください。
2. O-I社の第3四半期業績
O-Iの2019年第3四半期の売上高は、16億7,700万ドル(約1,828億円:1ドル109円換算)で、2018年の同時期と比べてわずかに減少。欧州での営業利益は8百万ドル(約8.7億円)減の79百万ポンド(約111億円:1ポンド140円換算)だった。
出典:FEVE NEWS FN485-11 19(元出所:o-i.com)
訳注1:記事詳細は以下のURLを参照ください。
3. ヴィーガント社が新工場向けのIS冷却ファンを発注
ヴィーガント社は、4台のISマシン冷却ファンをLWN Lufttechnik社に発注した。ヴィーガント社は来年、ドイツ最大の新設プロジェクトである新工場をシュロイジンゲン(Schleusingen)で稼働させる予定にしている。冷却ファン設置工事は2020年2月末までに終了の予定。
出典:FEVE NEWS FN485-11 19(元出所:)
訳注1:記事詳細は以下のURLを参照ください。
LWN Lufttechnik社については以下のURLを参照ください。
4. ヴェラリア社ラグニュー工場リニューアル工事完了
10月16日 ヴェラリア社の2,400万ユーロ(約29億円:1ユーロ120円換算)をかけたラグニュー工場(Lagnieu)の2つの溶解炉と関連する生産ラインのリニューアル工事が完了した。ヴェラリア社の環境への取り組みに沿って、省エネ、環境負荷の改善、最新技術の導入などが行われた。
出典:FEVE NEWS FN485-11 19(元出所:verallia.com)
訳注1:記事詳細については以下のURLを参照ください。
ヴェラリア社は、ラグニュー工場リニューアル引き続いて11月8日にはスペインのブルゴス(Burgos)工場の3,300万ユーロ(約40億円)かけたリニューアルも完了していて、積極的に設備更新を行っている。
5. ヴェラリア社の従業員養成
ヴェラリア社のシャロンシュルソーヌ工場に2013年に設立された、社内訓練のためのヴェラリアガラス研修所(Verallia Glass School)では、フランスの7つの工場の将来の技術マネージャーとスーパーバイザーを養成している。これは、従業員が約10年間の社内訓練の後に各工場で選抜された研修生が受講できる研修。研修生の職歴他に応じて1年または2年続くコースがあり、共通科目(数学、フランス語など)および技術コース(空気圧、油圧、機械など)がある。
出典:FEVE NEWS FN485-11 19(元出所:verallia.com)
訳注1:ヴィドララ社の訓練施設であるヴィドララアカデミーは社外からも研修生を受け入れているがこちらは社内からの選抜メンバーの研修施設ということでやや趣きが違う。
記事詳細については以下のURLを参照ください。