2020年03月18日
「第16回ガラスびんアワード」各受賞商品決定
報道関係者様各位
リリー・フランキー氏と富永美樹氏により各賞を選出
令和初のガラスびんアワード開催
「第16回ガラスびんアワード」各受賞商品決定
養命酒製造株式会社が最優秀賞を受賞
受賞商品名:『香の森』
297エントリー(403本)の商品の中から選出!
日本ガラスびん協会(会長 石塚久継/東京都新宿区)は、「第16回ガラスびんアワード」を受賞した8商品を発表いたします。
一般審査員も加わり、シンボルロゴも刷新した令和初のガラスびんアワード
第16回目を迎えシンボルロゴも刷新した、令和初のガラスびんアワード。今年は昨年を上回る300近いエントリーをいただき、多彩な表情のガラスびんがその魅力を競い合いました。今回より消費者である一般審査員も加わり、より幅の広い視点からの審査を実現。ガラスびんならではの魅力を備えた商品が選考されました。
養命酒製造株式会社の『香の森』が最優秀賞を受賞
審査委員長を務めるリリー・フランキー氏とフリーアナウンサー富永美樹氏により、最終審査会が開催され、応募エントリー数、297エントリー(403本)の中から各賞を決定いたしました。
最優秀賞には、養命酒製造株式会社の『香の森』を選出。選出理由は「見た瞬間に透き通った森が広がってくる美しい印象。四角い底部から上に向かって円形に変化するボトル形状、枝をモチーフにした彫刻、山の稜線を型抜きしたラベルと木製のキャップが相まって、ガラスびんの可能性が出し尽くされた商品。」という点が高く評価されました。
【最優秀賞】
養命酒製造株式会社 「香の森」
<受賞理由>
「見た瞬間に透き通った森が広がってくる美しい印象。四角い底部から上に向かって円形に変化するボトル形状、枝をモチーフにした彫刻、山の稜線を型抜きしたラベルと木製のキャップが相まって、ガラスびんの可能性が出し尽くされた商品。」という点が評価され、最優秀賞に選出されました。
【優秀賞】
京屋酒造有限会社 「京屋 雫ル」
<受賞理由>
「雫をかたどったやわらかいガラスの曲線は、見る人を豊かな気分にさせてくれる。甕(かめ)を思わせる透明なガラスびんに柄杓が入る様は、意外性があって、とても興味深い。蓋も自然素材のコルクを使い、全体にこだわり抜いたデザイン性の高い商品。」という点が評価され、優秀賞に選出されました。
【優秀賞】
クラシエ ホームプロダクツ株式会社
「ディアボーテ プレミアムトリートメントオイル(サラサラ)」
「ディアボーテ プレミアムトリートメントオイル(モイスト)」
<受賞理由>
「ガラスびんに入っていることで高級感やスペシャル感が漂い、女性心がそそられる。可愛らしい形状で手にフィットし持ちやすく、バッグに入れて持ち歩きやすい。見た目も美しくウキウキ楽しく使える商品。」という点が評価され、優秀賞に選出されました。
【機能・環境賞】
有限会社 中野酒造 「ちえびじん レモンティーリキュール 720ml」
<受賞理由>
「持った瞬間の予想を超える軽さは、中味の重さしか感じないような不思議な感覚にさせる。軽量化とシンプルなシルエットのガラスびんに、レモンの輪切りを表現したラベルと黄金色の中身が相まって、機能的な美しさを感じる商品。」という点が評価され、機能・環境賞に選出されました。
【リリー・フランキー賞】
油長酒造株式会社 「橘花 KIKKA GIN」
<受賞理由>
「白磁器と見間違う美しい白色のボトルが、ガラスびんであることを広く知ってほしい。特殊インクの効果によりどれ一つとして同じ仕上がりになっていない、スペシャルな手作り感が漂うデザインの商品。」という点が評価され、リリー・フランキー賞に選出されました。
【富永美樹賞】
白鷹株式会社 「大吟醸古酒 白鷹 長期熟成十五年」
<受賞理由>
「ガラスびんにくすみのある白いコーティングが施され、和紙ラベルに金文字でロゴデザイン。その上部に黄金色の古酒が映し出されている。まさに日本古来の色使いが全体に広がり、中味の美味しさが引き出されている商品。」という点が評価され、富永美樹賞に選出されました。
【日本ガラスびん協会特別賞】
三和酒類株式会社 「いいちこシリーズ(全11点)」
<受賞理由>
九州豊前の語源で「いいですよ」を意味する「いいちこ」は、「下町のナポレオン」の愛称で親しまれ、多くのむぎ焼酎ファンを魅了しています。「いいちこシリーズ」では、様々な顧客に向け、数多くの商品をガラスびんで展開いただいています。2019年に発売40周年を迎えられ、その長きにわたるご愛顧に感謝と敬意を表し、日本ガラスびん協会特別賞に選定いたしました。
【日本ガラスびん協会特別賞】
株式会社 Mizkan 「味ぽん」
<受賞理由>
ぽん酢調味料のさきがけである「味ぽん」は、鍋物調味料だけではなく定番調味料として愛用され、今では、食卓に欠かせない存在になっています。2019年に発売55周年を迎えられ、その長きにわたるガラスびんへのご愛顧に感謝と敬意を表し、日本ガラスびん協会特別賞に選定いたしました。
講評
■審査委員長 リリー・フランキー氏
今回は、全体的にガラスびんの流行が見られませんでしたが、とくにお酒のびんについて、作り手の遊び心が感じられました。よりガラスびんの製造技術が進んだことにより、デザイナーがこだわり抜いたびんが実際に作れるようになり、そこにコストが投入され、オリジナリティのある贅沢なびんが登場してきたように思います。どうもありがとうございました。
■審査委員 富永美樹氏
びん入り商品は、中味はもちろん中味を引き立てるびんがあってこそ完成形であることを、あらためて感じました。やはりガラスびんの製造技術は向上していると思います。今回は、見た瞬間に「素敵!美味しそう!」と思える商品を選びました。選んだものはいずれも個性があり夢があると思います。どうもありがとうございました。
ガラスびんアワード シンボルロゴを刷新! ガラスびん業界から公募により決定
時代とともに多様化するガラスびん製品と共に、ガラスびんアワードも進化していくためにシンボルロゴの公募を行いました。募集対象はガラスびん業界関係の方とし広く周知した所、予想を上回る反響をいただき、75点の応募作品の中から厳正なる審査会を経て、シンボルロゴが決定いたしました。
<シンボルロゴ考案者の東洋ガラス株式会社 八百幸氏インタビュー>
Q:お仕事内容を教えてください
ガラスびんの形状デザイン作成を、主の業務としています。付随するラベルのグラフィックデザイン、自社製品の拡販用パンフレットの作成、展示会があれば展示ツールの制作サポートなど、デザインで関われそうな事は、なんでもやります!
Q:新たなシンボルロゴに選ばれたお気持ちはいかがでしょう
ガラスびんアワードの大きな区切りという事で、盛り上がりの一助になれたらという思いで応募させていただきました。トロフィーやポスターの試作を拝見するたびに、選ばれた現実感を感じています。
Q:ロゴに込めたコンセプトを教えてください
ガラスびんが持つ可能性やパワーを表現したいと思いました。アワードにエントリーされた商品、受賞された商品には、一つ一つに中味の作り手の思い、 ガラスびんの作り手の思いが詰まっています。それがどれ一つ同じものはありません。沢山の思いや熱をロゴデザインで表現したく思いました。また、ロゴの選定時に舞台が開演するカーテンのように見えるともコメントをいただけたようなので、ロゴデザインから、多くの語りが生まれるのもありがたいと感じます。
Q:制作過程で苦労したポイントがあれば教えてください
見やすいデザインである事。その中で、「ガラスびんが持つ可能性やパワー」をどう表現出来るかに努めました。また、アワードという華やかな場所で使われる事を想定して、スマートで且つ上質な印象を持たせる事に苦心しました。
Q:これからのガラスびんアワードに期待することはありますか
多くのガラスびんにスポットライトを当て続けてほしいと思います。今回のアワードから受賞商品の選定において、一般消費者も加わるという新しい試みをされました。授賞式以外の場でも、ガラスびん商品が人の目に触れる機会が増える事は嬉しいと感じます。これからも引き続き、多くのガラスびんの可能性を多くの人に広めていただきたいと思います。ありがとうございます。