2021年03月23日
海外情報(2021年3月分)
1. ゲレスハイマー社2020年業績
ゲレスハイマー社(Gerresheimer)の2020年第4四半期の売上は403百万ユーロ(約500億円:125円換算)で、本業(ガラス容器部門、プラスチック及び機器部門)の伸びは前年同期比7.3%で、これは同社の歴史で最も好成績の四半期だった。2020年通期売上は1,419百万ユーロ(約1,774億円)で本業の伸びは前年比3.8%だった。2020年EBITDAは100百万ユーロ(約125億円)だった。 ガラス容器部門についてみれば、2020年第4四半期は前年同期比9.1%の伸びで、これはバイアルが好調だった結果。その一方で、化粧品向けはコロナ禍の影響で売上を落とした。
出所:gerresheimer.com
訳者注:Gerrsheimerをこれまでゲルシャイマーと表記してきたが、会社紹介動画の聞き取りからゲレスハイマーと表記を変更した。 記事詳細は以下のURLを参照ください。
2. アルダー社2020年業績
アルダーグループ(Ardagh Group)の2020年第4四半期売上は1,703百万ドル(約1,788億円:105円換算)で、前年同期比5%増加。金属缶部門は出荷量が増えて売上9%増、ガラス容器部門は1%増。第4四半期の調整済みEBITDAは、前年同期比でガラス容器部門は減少したが金属缶部門が27%増となり、全体では5%増の281百万ドル(約295億円)。2020年通期売上は前年比1%増の6,731百万ドル(約7,068億円)、調整済みEBITDAは1,155百万ドル(約1,213億円)だった。
出所:ardaghgroup.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
3. ベラリア社2020年業績
ベラリアグループ(Verallia group)の2020年通期売上は、前年比-5%の2,536百万ユーロ(約3,170億円:125円換算)だった。地域別にみると、南・西ヨーロッパは前年比+5%の1,744.5百万ユーロ(約2,180億円)、北・東ヨーロッパは-2.3%の554.4百万ユーロ(約693億円)、南米は-10.4%の237百万ユーロ(約296億円)。グループ全体で製品別の状況をみれば、スパクークリングワイン、蒸留酒は2020年前半から減少し、後半に入って顕著に売上を下げた。他方、ワイン、ビールは、2020年前半は下げたものの後半に持ち直した。食料広口びんは前半の非常に好調、後半に入ってペースは落ちたものの好調さが続いた。
出所:verallia.com
訳者注:同社の2019年製品別売上比率は、ワイン33%、スパークリングワイン12%、蒸留酒13%、ビール13%、ソフトドリンク12%、食品17%となっている。これらで同社売上の97%を占める。 記事詳細は以下のURLを参照ください。
4. O-I社2020年第4四半期業績
O-Iグループの2020年第4四半期純売上は、前年同期比約6%減の1,500億ドル(約7,500億円:105円換算)、営業利益は前年同期比約1.5%減の200百万ドル(約210億円)だった。地域別の営業利益をみると、米州地域は前年同期比約10%増の127百万ドル(約133億円)、欧州地域は約6%増の73百万ドル(約77億円)、アジア・太平洋地域はANZを2020年7月に売却したので第4四半期の営業利益等の計上は無かった。通年の営業利益は前年比約21%減の678百万ドル(約712億円)だった。
出所:o-i.com
訳者注:コロナの影響を受けた様子だが、本記事作成の3月15日時点で2020年次報告が検索ヒットせず、2020年通期の全社・地域毎の売上などは不明。 記事詳細は以下のURLを参照ください。