2023年07月21日

海外情報(2023年7月分)

1. AGC社が横浜テクニカルセンターでアンモニア燃焼実証試験に成功

2023年6月27日 AGC社は横浜テクニカルセンター(同社旧京浜工場:横浜市鶴見区)で、NEDO委託の「燃料アンモニア利用・生産技術開発」において世界初となる、実生産炉でのアンモニアを燃料に利用したガラス製造の実証試験に成功したと発表した。今回の実証試験では、AGC横浜テクニカルセンターの実生産炉に、大陽日酸社が開発した、多段燃焼により火炎温度の急激な上昇を防ぐバーナを1対導入し、アンモニアを燃料として利用した世界初の実証試験を2023年6月18日から19日にかけて2日間実施した。実証試験では、さまざまな条件において従来の重油を燃料に用いた燃焼方法と比較し、ガラスの品質や炉材への影響、火炎温度、炉内温度、NOx排出量の抑制効果などを検証した。今回の試験では、ガラス溶解炉の必要温度を維持しつつ、排ガスに含まれるNOx濃度が環境基準値を下回る結果が得られたとしている。

出所: www.agc.com

訳者注: このニュースは海外にも発信されている。板ガラス溶解炉には6~8ポートあると思われるが、その中で1対のバーナとはいえ実生産炉でアンニア燃焼を行われたAGC社および準備に従事された関係者に敬意を表したい。
詳細は以下のURLを参照ください。

2. ショット社の100%水素燃焼実験

7月12日 ショット社は、実験室規模ながらほぼ実生産同様の条件で灰色水素使用ではあるが、連続10日間100%水素燃焼でのガラス溶解実験に成功した。ショット社は、2030年までにスコープ1及び2での温暖化ガス排出を実質ゼロにするという目標を掲げている。既に同社では実生産炉で35%水素混焼での試験を行い、水素を使用してガラス溶解(最高温度1,700℃)は可能としていたが、今回の溶解実験はこれを後押しする結果となった。

出所: www.schott.com

訳者注: 記事によると、電力を含めてグリーンエネルギーの適切な供給インフラの構築が急がれるとしている。
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3. BAグラス社がビドリオ・フォルマ社の株式を取得

ポルトガルのBAグラス社( BA Glass )が、メキシコのビドリオ・フォルマ( Vidrio Formas )社の株式の大半を取得した。ビドリオ・フォルマ社は食料および酒類のびんを北米、中米およびカリブ海諸国に販売しており、メキシコシティから60㎞ほどのところにあるレルマ(Lerma)に2か所生産拠点を所有している。第2工場は320t/dへの拡張は終了しており、2022年の売り上げは125百万ユーロ(約194億円:155円換算)。

出所: glass-international.com

訳者注: BAグラス社は世界第4位のガラスびんメーカで、ヨーロッパに12工場を所有。食品及び飲料用びんを生産し、2022年売上は15億ユーロ(2,325億円 )。
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4. ヴェラリア社の市場トレンド予想

毎年ヴェラリア社は得意先に対して、最適なサービスを提供するために市場トレンドの予想を行っている。今年はワインと蒸留酒市場に関する包括的は報告書が発表された。

重要要因#1:ルーツに戻る
自然と地域の生態系を尊重することは今や不可欠となっている。
消費者は次のようなブランドを求めている。
地域とのつながりと資源の優先、伝統伝承の新しい見通しといった事の影響に取り組むブランド

重要要因#2:今すぐ手に入る喜び。
消費者は洗練された親和性を備えた軽いタッチと喜びを与えてくれる製品を期待している。
すぐに飲める、創造的な美学を感じる、そして楽しめる事を約束してくれるといった製品。

重要要因#3:最高の中の最高
消費者は最高のものを望んでいる。
プレミアムとウルトラプレミアムの両方で、アルコールフリーの代替品、高品質の原料、それしかないといった製品。

重要要因#4:全く新しい価値
気候危機とAIの開発により市場は多様化し新しい選択肢を模索することを余儀なくされている。

出所: glassonline.com

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べラリア社の報告書は次のURLからダウンロードできます。