2024年08月26日

海外情報(2024年8月分)

1. ポシェグループが電気溶解炉を導入

2024年8月7日 グラスインターナショナル誌が、ポシェグループ(Groupe Pochet)は ギメルビル工場に電気溶解炉を導入する予定と報道した。同グループによるとこの溶解炉は高級ガラスびん用としてはフランスで初の電気溶解炉としている。

出所: glass-international.com

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2. サヴァーガラス社が米国にワインと蒸留酒びんの倉庫を建設

サヴァーガラス社(Saverglass)は米国内には製造拠点が無く、メキシコの子会社からワインびん、蒸留酒びんなどを米国に輸出している。今回、ワインの産地であるカリフォルニア州に設置した大規模倉庫に引き続き、テキサス州のヒューストンにワインや蒸留酒の得意先向けに新たな大型倉庫を開設する予定。これにより、テキサス州周辺地域にある400以上のワイナーリーや蒸留酒ブランドへの顧客サービスが向上するとしている。

出所: glass-international.com

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訳者注: 同社はフランスを中心に事業を展開している。米国ではテキサス州ヒューストン及びワシントン州リッジフィールドに既存倉庫があるが、最近更に倉庫を追加し米国内の顧客対応を強化する動きが活発になっているように見える。
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3. O-I社 溶解炉6基を閉鎖の予定

2024年8月2日 グラスインターナショナル誌は、売り上げ減少と消費者需要の低迷を受け、O-I社が今後9ヶ月内に溶解炉6基を完全に閉鎖する予定と報道した。これはO-I社の生産能力の約4%に相当する。同社は2024年度第2四半期の純売上高が前年同期比で4.5%減少と報告している。地域別にみると南北アメリカ地域での営業利益は1.06億ドル(前年同期1.26億ドル)、ヨーロッパは営業利益1.27億ドル(前年同期2億ドル)といずれも減少。その一方、本年後半には販売量が回復すると見込んでいる。

出所: glass-international.com

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4. OI社 英国で従業員訓練にVRを使用

O-I社は英国のアロア工場に従業員訓練・能力開発センターを設置し、従業員訓練にVR( バーチャルリアリティ)を使用。同センターには、教室、VR訓練設備、FlexISおよびISの1セクション分が設置されている。

出所: glass-international.com

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5. 米国が予備的な反ダンピング関税を設定

ジャストドリンク(just-drink)は8月9日、米国商務省が中国、チリ、メキシコがワインびんを米国市場に「公正価格未満」で販売しているとして、チリの生産者に対して173.91%、メキシコの製造業者に対して96.95%、中国の輸入業者に対して最大218.15%の予備的な反ダンピング関税率を設定したと報道した。米国商務省は2023年に米国ガラス製造業者連合(US Glass Producers Coalition)からの請願を受けて2024年1月から調査を開始していた。

出所: just-drinks.com

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