2024年09月21日
海外情報(2024年9月分)
1. ヴェラリア社 全電気溶融炉が完成
2024年9月12日 グラスインターナショナル誌は、ヴェラリア社がコニャック工場(フランス)に建設していたガラスびん用としては世界最大となる全電気溶融炉(180t/d、コールドトップ)の公式お披露目を報じた。ヴェラリア社は2022年に電気溶融炉メーカであるフィヴス社(Fives)と戦略的パートナーシップを締結しており、今回完成した全電気溶融炉で主に年間30万本程度のフリントおよびエクストラフリントびんをコニャックブランド大手向けに生産する予定。これによって同工場全体としてCO2排出量が3万トンから1.2万トン~1.4万トンと約60%削減される。
このプロジェクトは「フランス2030」投資計画の一環としてフランス環境エネルギー管理庁(ADEME)の助成を受けている。
出所: glass-international.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
または、
訳者注: | 今回設置された炉は既に2024年3月に稼働している。炉はフィヴス社のプリウムEメルト(Prium E-Melt:縦型炉)技術を採用、従来設置されてきたものに比べ大型化したようだ。 |
2. グラステクノロジーサービス社のeラーニングコース
グラステクノロジーサービス社は様々なサービスを提供しているが、今回ガラスの割れとその原因についてのe-ラーニングコースを開始する。
出所: glassonline.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
訳者注: | 破びん診断は熟練が必要で、興味がある方はGTS社に連絡をされてはと思い取り上げた。 |
3. Hisashi(Sho) Kobayashi氏が受賞
米国イリノイ州トレドで開催中のグラスプロブレムズ講演会(Glass Problems Conference)で、リンデ社のKobayashi氏が長年にわたる技術開発、とりわけて酸素燃焼技術開発の功績により講演会において表彰された。同氏以外の受賞者はクリストファーブルーム氏(Christopher Bloom、Owens Corning)、カイラナティヴィダド氏(Kayla Natividad、Pilkington Architectural Glass North America)、メガンデラミロイレ氏(Megan DeLamielleure、Corning Inc)。
出所: glass-international.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
訳者注: | Kobayashi氏が日本の方であるのか、どのような背景をお持ちの方なのか存じ上げないが日系の方が受賞されたということで取り上げた。 グラスプロブレムズ講演会については以下のURLを参照ください。 |