2024年12月02日

海外情報(2024年11月分)

1. FPV社のハイブリッド炉が稼働

アンホイザー・ブッシュ・インベブの一部であるパラグアイのファブリカ・パラグアイ・デ・ヴィドリオス(FPV)は、4,300万ドル(約67億円:155円換算)の投資を経て、ハイブリッド炉(80%再生可能電力使用)を稼働した。この投資により、FPVは生産能力を40%増加させ、国内外の市場向けの新しいびん製造を拡大することができる。

出所: glass-international.com

記事詳細は以下のURLを参照ください。

訳者注: 記事に溶解量の記述がないが、同社はこの種では世界で2番目に大きいと述べている。

2. ゼロCO₂グラスプロジェクト

ゼロCO₂グラス(ZeroCO₂-Glass)プロジェクトは、2024年10月28日にドイツのアーヘンにあるハイブリッド炉(2.4t/d、水素・酸素/天然ガス・酸素+電気)から最初のガラスを製造した。
プロジェクトの目標は、CO₂ニュートラルでエネルギー節約を実現し、新タイプのびん用溶解炉を備えたガラス溶解プロセスを開発すること。これには溶解エネルギーからのCO₂だけでなく原料からのCO₂削減も含まれている。プロジェクトにはドイツ連邦経済エネルギー省(BMWK)が最大838万ユーロ(約13.4億円:160円換算)を出資し、総プロジェクト額は約1,494万ユーロ(約24億円)となっている。

出所: glass-international.com

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訳者注: このプロジェクトは、ホーン社(Horn Glass Industries)、ヴィーガント社(Wiegand-Glas)、アーヘン工科大学、IPGRなどが参加するコンソーシアムが実施。

3. ヴェトロパック社クロアチア工場が竣工

ヴェトロパック(Vetropack)社クロアチア工場は近代化工事を進めていたが、500t/d炉が竣工し、12月にはフリントガラスの生産が可能となる。同工場では、初のNISマシンを設置し、工場全体のレイアウトを最適化し、全体的な生産フローを改善、生産とエネルギー効率が向上した。

出所: glass-international.com

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