2025年01月24日

海外情報(2025年1月分)

1. グラスインターナショナル 2024年のWEB掲載記事トップ10

1月8日 グラスインターナショナルが過去1年に同社WEBサイトで最も読まれた記事トップ10を以下のように発表した。

1. O-I社6基の溶解炉閉鎖を計画(8月2日掲載)
https://www.glass-international.com/news/o-i-glass-plans-to-close-six-furnaces
2. AGR社がIndicor社に買収された(3月11日掲載)
https://www.glass-international.com/news/agr-international-acquired-by-indicor
3. ホーン社(Horn Glass Industries)がAmbev社に3基目の溶解炉を供給(2025年1月3日掲載)
https://www.glass-international.com/news/horn-glass-industries-supplies-third-furnace-to-ambev
4. ガラス食器業界の象徴であるデュラレックス(Duralex) 社再建について裁判所が従業員達の提案プロジェクトに任せると決定。(7月27日掲載)
https://www.glass-international.com/news/duralex-employees-to-takeover-emblematic-glass-manufacturer
5. 英国の20億ポンド(約3,940億円:197円換算)水素工場の計画が承認された(1月9日掲載)
https://www.glass-international.com/news/planners-set-to-approve-ps2-billion-uk-hydrogen-plant
6. グラステクノロジー社(Glass Technology)350百万AED(約158億円:45円換算)のソーラパネル用ガラス工場を稼働(5月23日掲載)
https://www.glass-international.com/news/glass-technology-starts-aed-350-million-solar-glass-plant
7. パヴィサ社(Pavisa)とパラグラス社( Parglass)が75百万ドル(約119億円:158円換算)のパラグアイのガラス施設でパートナーシップを締結(10月16日掲載)
https://www.glass-international.com/news/pavisa-and-parglass-forge-partnership-for-75-million-paraguay-glass-facility
8. ゲレシャイマー社(Gerresheimer Glas)がボリミオリファルマ社( Bormioli Pharma)を買収(5月23日掲載)
https://www.glass-international.com/news/gerresheimer-glas-to-acquire-bormioli-pharma
9. サイナー社(Ciner Glass)がベルギーの同社場向け成形機他の購入契約を締結(10月16日掲載)
https://www.glass-international.com/news/ciner-glass-signs-machinery-contract-for-belgian-glass-plant
10. 世界のソーダ灰の市場概要(9月25日掲載)
https://www.glass-international.com/features/a-global-overview-of-the-soda-ash-market

出所: glass-international.com

記事詳細は以下のURLを参照ください。

2. アルダー社が欧州の生産能力を削減

1月13日 グラスインターナショナルは、アルダー社(Ardagh Glass packaging)が欧州での生産能力を削減すると報じた。記事によると、アルダー社は需要の減少に対応するため一部の工場の生産能力削減を検討している。これにより、ドイツとオランダの事業で約320人の従業員に影響が及ぶと予想されており、同社は影響を受ける地域の管理職および従業員と話し合いを持っている。得意先には他の事業所が供給するので影響は無い。

出所: glass-international.com

記事詳細は以下のURLを参照ください。

3. 米国アルコール・たばこ税貿易局がガラスびん使用規制を撤廃

1月9日 グラスインターナショナルは、米国アルコール・たばこ税貿易局(TTB:Alcohol and Tobacco Tax and Trade Bureau)が、蒸留酒ベースの飲料で缶に限定されていた規制を撤廃した。これにより1月10日以降は人気の355mlサイズを含む全ての容量のガラスびんが使用できるようになった。蒸留酒ベースのRTDカクテルの需要は近年急増しており、2016年から2021年の間に売上高は226%増加していた。米国GPIはこの制限が競争を不当に制限しているとして撤廃を求めていた。

出所: glass-international.com

記事詳細は以下のURLを参照ください。

訳者注: この記事はTTBによるワインと蒸留酒の充填に関する規制撤廃に関するもので、JETROは日本のワインや蒸留酒の輸出にも良い影響があるとみている。
TTBの規制撤廃については以下のURLを参照ください。

JETROの報告は以下のURLを参照ください。

4. トリコルブラウン社がユーログラス社とグラスパック社を買収

1月10日 グラスインターナショナルは、世界的な大手容器卸業者のトリコルブラウン社(TricorBraun)が欧州のガラス容器卸業者のユーログラス社(Euroglass:ブルガリア・・・食料、飲料および蒸留酒)とグラスパック社(Glaspack:オーストリア・・・ワイン、ビールおよび食料)を買収すると報道した。この案件は2025年第1四半期に完了の予定。これによって、トリコルブラウン社は欧州のドイツ語圏(DACH地域:ドイツ、オーストリアおよびスイス)における存在感を増すことになる。

出所: glass-international.com

記事詳細は以下のURLを参照ください。

訳者注: 卸売り業者のニュースだが、びん関連として取り上げた。なお、トリコルブラウン社のURL(https://www.tricorbraun.com)を確認しようとしたがアクセスできなかった。他の複数ニュースソースによると同社は1902年創業、ミズーリ州セントルイスに拠点があり、米国における最大のワインびん卸業者。米国、欧州、アジア及びオーストラリアに拠点を持っている。また、ユーログラス社を検索したが同社WEBサイトは無い模様。グラスパック社については以下のURLを参照ください。