2015年09月04日
ガラスびん応援部 梨狩りと梨を使った焼肉のたれ作りとびん詰め体験
<山口果樹園>
http://www5e.biglobe.ne.jp/yu-yama/
山口果樹園に到着すると、「ジュースびんむすめ」の山口郁美さん、お母さんの美輝さんが笑顔で迎えてくれました!!
<ジュースびんむすめ>
https://www.youtube.com/watch?v=a9Xg3JeKn1I
山口果樹園に入って、最初に目にとまったのが、ログハウスの「農夢小屋」
こちらの農夢小屋は、業者に一切頼まず、ご家族と地域の皆さんだけで作ったログハウスとのこと。。。
とっても素敵なログハウスで、地域の方の憩いの場にもなっているそうです!!
いよいよイベントがスタート!!
まずは、山口果樹園の園主である山口幸夫さんより、梨づくりや山口果樹園について教えていただきました!!
<梨の生産について>
○栃木県は、梨の生産量で全国3位であること(ちなみに、1位は千葉県、2位は茨城県)
○そのうち、約35%が宇都宮市で生産されていること
○県内に約120~130の梨農家があり、平均1.2haの農地で行っていること
<山口果樹園について>
○山口果樹園には、全部で約1300本の梨の木があり、年40万果を収穫しているとのこと。
○梨園の面積は、3.5ha
○山口果樹園では、「幸水」「豊水」「にっこり」などを作っているのですが、
早く受粉させる品種ほど、収穫時期が遅いこと
<美味しい梨ができるまで>
1.剪定(12~3月)
○梨はもともと立木の性質を持っている樹でそれを平の鉄線棚に誘引して作ります。
しかし、樹の性質上どうしても樹冠内部(幹の中心)が多く強く伸びるので、
それを先端部にまで養分が十分にいきわたるように枝の剪定をおこないます。
2.人工受粉(4月)
○梨を作る為には、異なる品質の花粉を受粉させることが必要です。
この受粉に失敗すると、梨の実が全く出来なかったり、
小さくて美味しくない梨になってしまいます。
そこで、梨の花が満開の時に、受粉作業を行います。
3.摘果(5~7月)
○花芽に複数結実した果実を整理(不要な実を落と)します。
また、樹や枝全体に対しての着実数を調整することにより、
果実の成長を促したり、樹勢が衰えないように調整します。
4.収穫(8~11月)
○熟した梨は、上の方に持ち上げるようにすると軸が簡単に外れて収穫する事が出来ます。
無理に引っ張ったりすると、軸の根元部分に負担がかかり、翌年の葉芽を痛めます。
園主の幸夫さんから説明いただいたあとは、ハウスへ移動して、待ちに待った梨狩りタイム!!
ハウスに入ると、たくさんの梨たちが出迎えてくれました!!
まずは、園主の幸夫さんがお見本。
今日から収穫を始めたという「豊水」を収穫します。
梨は1個1個収穫時期が異なるため、梨の色を見て、熟してるかを判断します。
梨の実を持って、持ち上げてあげると、軸が「ポロ」と外れます。
では、梨狩り実践!!
梨の色をみて、熟した梨を発見!!
梨をもって、持ち上げてあげると、何の力も入れず、軸が「ポロ」っと取れました。
熟した「豊水」は、めっちゃ大きくて、とっても美味しそうですぅ。。。
ハウスの中には、小さな梨の木もありました。
こちらの梨の木で、4年目の木で、今年は実は1個だけ。。。
梨については、6年目でようやくペイする水準ということで、
5年目までは持ち出しになってしまうとのこと、
最近、農業を始める方も多いが、
果樹園については、最初の数年は無収入なので、なかなか難しいとのことでした。
梨狩りのあとは、ログハウス前のテーブルに移動し、梨を使った焼肉のたれ作り体験!!
ジュースびんむすめの郁美さんから、たれ作りのレシピの説明をいただきました!!
<本日のレシピは、こちら(3~4名分)>
まずは、梨やニンジン等の野菜を、ミキサーにかけられるよう小さく切ります。
小さく切った梨と野菜をミキサーに入れて、すりおろします。
すりおろした梨や野菜を土鍋に入れて、醤油・日本酒などの調味料を入れて、煮込みます。
30分ほど煮込めば、焼肉のたれが出来上がり!!
持ってきたメイソンジャーに入れて、完成で~す!!
ガラスびんは、密閉性が高いので、こういう手作りのたれを保存するには、最適ですね!!
焼肉のたれを作っていると、山盛りの梨が登場し、梨の試食タイム!!
手前の梨が「豊水」、奥の梨が「幸水」、2種類の梨を食べ比べしました!!
豊水も幸水も甘かったのですが、豊水の方が酸味もあって、私好みでした!!
梨の試食に続いては、今回作ったたれの試食タイム!!
皿の上には、豚肉と今年の4月から就農された郁美さんが作った野菜(坊ちゃん南瓜、アンデスレッド、おくら、玉葱)が。。。
豚肉や野菜に、たれをかけていただきました!!
梨と野菜で作ったたれはとってもヘルシーで、優しいお味で、美味しくいただくことができました!!
食事に合わせるドリンクは、山口果樹園の「なしジュース」
これ、めっちゃ美味いっす!!
豊水100%で、梨の皮ごとクラッシュしてしぼったなしジュースは、
とても優しい味わいで、癒されますぅ。。。
こういうジュースは、やっぱりびんがプレミア感があって、美味しく見えます!!
食事のあとは、お母さんの美輝さんによる絵本「なしのおはなし」の読み聞かせ。
美輝さんが自身が作成された絵本です。
山口家の三姉妹が、梨の三姉妹として登場する絵本で、とても可愛く、
そして、とても楽しく聞かせていただきました!!
絵本の読み聞かせのあとは、今年の4月から就農した郁美さんの畑を見せていただきました。
新しく作った畑では、たくさんのブルーベリーが植わっています。
今年植えたブルーベリーが収穫できるのは、3年後。
こちらの畑では無農薬で栽培し、子供たちを受け入れられる環境をつくるのが、
郁美さんの夢と熱く語る郁美さんの姿に、日本の農業の希望を見ました!!
最後に、皆さんで記念撮影!!
今回のイベントでは、日本の農業が抱えている課題にも触れながら、
梨づくりの大変さや、結実した梨の美味しさを味わい、
ガラスびんの保存容器としての優秀さや、ジュースを入れた際のプレミアム感を感じることができました。
山口果樹園の皆様、今回は本当にありがとうございました!!