海外情報
2025年12月24日
海外情報(2025年12月分)
1. ヴィドララ社がチリのガラス会社を買収
2025年12月12日 グラスインターナショナル誌は、ヴィドララ社(Vidrala)が約139億円(77百万ユーロ:180円換算)で、チリのサンチャゴにあるクリスタリア・トロ・グラス社(Cristalerías Toro glass)を買収することで合意したと報じた。この買収はヴィドララ社の地理的多様性・国際化戦略に基づくもの。
出所: glass-international.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
又は
クリスタリア・トロ・グラス社(以下クリスタリア社)については以下のURLを参照ください。
| 訳者注: | クリスタリア社のサイトによれば、自社風力発電所(陸上)、自社カレット選別工場(カレット収集びんも配置)、印刷ラインなどがある。また、緑色で90%カレット使用という説明もあり持続可能な生産に注力している。更にグループには珪砂および炭酸カルシウムのとれる鉱山を所有するミネラトロ社(https://www.mineratoro.cl/)もある。 |
2. アンベブ社がブラジルで同社2番目の工場を稼働
2025年12月16日 グラスインターナショナル誌は、アンホイザーブッシュ社の子会社であるABアンベブ社(Ambev)が、ブラジル・パラナ州カランベイ(Carambeí, Paraná)に同社の2番目のガラス工場を稼働させたと報じた。同社は既にリオデジャネイロにも工場を持っている。このカランペイ工場自体は100%再生可能電力で稼働し、バイオ燃料での運用も可能。また、最大80%のリサイクルガラスを使用。同工場への投資総額は約1億8,500万米ドル(約287億円:155円換算)。
出所: glass-international.com
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| 訳者注: | カランペイ工場の炉等はホーン社によるもので、以下の同社記事によれば、溶解量は400t/d、FHは3本、フリント、アンバー、グリーンのびんを製造。ホーン社のE-fusionパワーブースト技術を使用し、天然ガス、LPG、バイオ燃料のいずれかで運転可能となっている。 2008年に建設されたリオデジャネイロ工場もホーン社によるもの。 |
3. シミン・ガラス・エジプト社(Ximin Glass egypt)起工式
2025年12月12日 グラスインターナショナル誌は、中国滁州市にあるアンフイ・シンミン・ガラス社(Anhui Xinmin Glass:鑫民玻璃)とエジプトのElsewedy Industrial Development社との共同事業であるシミン・ガラス・エジプト社が、スエズ運河経済特区(SCZONE:Suez Canal Economic Zone)の16,300m2の敷地に建設する工場の起工式が行われたと報じた。工場建設は3期に分けて行われる予定で第1期の投資額は約47億円以上(30百万ドル:155円換算)、全体で109億円(70百万ドル)が見込まれている。第1期工場完了は2026年7月が予定されている。同工場では、ガラス食器、ホウケイ酸ガラス製品および台所用品が生産される予定。
出所: glass-international.com
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4. NEG社がマレーシア工場で全電気溶融生産
2025年11月17日 グラスオンラインは、NEG社が同社マレーシア工場で世界初となる、同社開発の全電気溶融炉(NEMTTM炉、再生可能電力使用)での薬品びん用管(ホウケイ酸ガラス)の生産を開始したと報じた。これによって従来比でCO₂が90%削減される。
出所: glassonline.com
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