海外情報
2026年06月05日
海外情報(2026年5月分)
1. SEFPRO社が米国ファルコナー工場のライン閉鎖
グラスインターナショナル誌は6月1日、SEFPRO社が米国ニューヨーク州のファルコナー(Falconer)工場のAZSラインの生産を8月に終了予定と報じた。これは、サンゴバングループの戦略的優先事項を徹底的に見直した後に行われた。AZSライン閉鎖により79人の雇用が失われると予想されている。かつてモノフラックスとして知られていたファルコナー工場は、AZSライン閉鎖後もコアアルミナ系および高ジルコニア材料を含む残りの製品ラインの運営を継続される。AZS製品はSEFPROのグローバル製造ネットワークを通じて引き続き提供され、生産は世界各地の3つの施設で継続される。
出所: glass-international.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
https://www.glass-international.com/news/sefpro-facility-line-to-shut-down
| 訳者注: | AZS電鋳レンガの製造コスト上昇を受けてのライン閉鎖のようだ。 ファルコナー工場については以下のURLを参照ください。 https://www.sefpro.com/about-sefpro/global-presence/monofrax-llc-usa |
2. アポロ社のNSGグループ買収を欧州委員会が承認(続報)
グラスインターナショナル誌は、欧州委員会がファンドのアポロ社(Apollo Global Management Fund)によるNSG取得(約5,900億円)を承認したと報じた。NSG社はアポロ社の子会社となり再建を目指す。NSG社は2006年に22億ポンド(約4,730億円:215円換算)でピルキントン社(今年で創設200年の節目を迎える)を買収したが、リーマンショック以降、事業が伸び悩み、欧米新車用ガラス事業や欧州建築用ガラス事業で継続的な赤字に陥っていた。有利子負債は5,700億円に達し、26年3月末には、英国の金融機関に対する1,000億円超の借入金が返済期限を迎えていた。
出所: glass-international.com、news.yahoo.co.jp
記事詳細は以下のURLを参照ください。
https://www.glass-international.com/news/nsg-acquisition-approved-by-european-commission
https://news.yahoo.co.jp/articles/18863781e568608b970447e85ebe9722d8007803
| 訳者注: | 旧聞になるがアポロ社のニュースリリースなどは以下のURLから参照できます。 https://www.apollo.com/jp/ja/insights-news/press-releases/nsg-group https://finance-frontend-pc-dist.west.edge.storage-yahoo.jp/disclosure/20260324/20260324587241.pdf |
3. ヴェラリア・イタリア社 酸素燃焼炉稼働
グラスオンラインは、ヴェラリア・イタリア社のぺシア(Pescia)工場に約1.1億ユーロ(約204億円:185円換算)で新設された酸素燃焼炉(フリント専用)の開所式が、5月28日に行われたと報じた。これにより、工場生産ラインは3ラインから7ラインに倍増し、新規に200人の雇用が創出される。全体の設計はヴェラリア社内で実施され、新ラインの設備は、エアリキード、ボッテロ、アントニーニやアイリス・インスペクション、ティアマ他が供給する。酸素燃焼ではエアリキード社のHeatOx™が採用されている。
出所: glassonline.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
https://www.glassonline.com/verallia-italia-inaugurates-oxy-fuel-furnace-for-glass-food-packaging-at-pescia/
| 訳者注: | ヴェラリア・イタリア社は、7工場、14炉、3カレット処理センター、3珪砂工場があり、従業員は1,745人の従業員(20%が女性、管理職限れば40%が女性)を擁する、イタリアの主要なガラスびんメーカ。2025年にイタリアで生産された114億本のガラスびんのうち30億本以上がヴェラリア・イタリア社製。 |
4. アルバニアでのリサイクルに関するワークショップ
FEVEが立ち上げたクローズ・ザ・グラス・ループ(Close the Glass Loop)とアルバニアのグリーンリサイクリング(Green recycling)が、アルバニアで新たな全国プラットフォームを立ち上げ、アルバニアにおけるガラスの収集とリサイクルに関するワークショップを6月17日に開催。
このイベントは、ガラスびんのバリューチェーン全体でヨーロッパとアルバニアの関係者を結集し、意見交換、ベストプラクティスの共有、そしてアルバニアにおけるガラス包装の収集とリサイクル改善の可能な道筋について議論することを目的として開催される。
出所: glass-international.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
https://www.glass-international.com/news/close-the-glass-loop-launches-new-national-platform-2
| 訳者注: | アルバニアのグリーンリサイクルなどについては以下のURLを参照ください。 https://greenrecycling.al/ https://closetheglassloop.eu/about-us/ |
5. 米国ステルツレ社 溶解炉を更新
米国ステルツレ社は1億ドル(約160億円:160円換算)を投資して米国ペンシルベニア州モナカ(Monaca)工場の全面的近代化に着手した。炉の更新はゾルグ社が担当し生産量は400t/dと80%増加、バッチプラント等はEME社、IS機はエムハート社、レアーはアントニーニ社が担当するなど、この近代化により国内生産能力が拡大し、品質と運用性能が向上し、米国のスピリッツ、食品、飲料、消費者ブランドのニーズに応えるための最新のガラス製造技術が導入される。これは、同社の、米国内でトップのプレミアムガラスびんサプライヤーになるという目標において大きな節目となる。
出所: glass-international.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
https://www.glass-international.com/news/stoelzle-glass-usa-launches-100-million-monaca-upgrade
