2016年12月04日
ガラスびん応援部☆柏洋硝子株式会社 二本松工場へ見学に行く♪
柏洋硝子株式会社さんは本社が東京、工場が福島県二本松市にあります。
ガラスびん応援部の工場見学で訪問させていただきました。
二本松市は郡山からさらに北になり、二本松少年隊で有名なお城、二本松城があり、100名城になっています。
ちょうど、菊人形展が開催されにぎわっていました。
二本松城
日本100名城の一つ。
別名、霞ヶ城・白旗城と呼ばれ平成19年7月26日、二本松城跡として国の史跡に指定された。
「霞ヶ城公園」として日本さくら名所100選に選定されている。
歴史ある街にある柏洋硝子株式会社さんの二本松工場見学へ訪問させていただきました。
柏洋硝子さんは、主に小さなガラスびん、皆さんがよく手にする栄養ドリンクなどの小瓶や、
私も愛用している高級化粧品などを製造する企業さんです。
柏洋硝子株式会社
1961(昭和36)年に東京都板橋区に自動製びん方式による茶色小びん専門工場として戸田硝子株式会社を設立。
最初は東京に工場があったそうですが、昭和43年に福島県二本松市長命233-1に工場移転操業開始。
その後、現在の柏洋硝子株式会社に社名変更。
かつてはふたつの溶解炉を稼働させていたそうですが、現在はひとつの溶解炉を使い
色替えで複数びんの製造を対応している。
最近はエコで地球に優しい、人に優しいことから、ガラスびんが見直されて、ガラスびんを使う商品も増えてきました。
ガラスびんを使っているものは安心・安全。
そしてなんとなく高級なイメージもあります。
柏洋硝子さんは健康飲料や高級化粧品類の小さなガラスびんを主に作っているそうです。
ガラスびんの大きさが異なっても、その製造過程や材料は基本的にはほぼ一緒ですが、びんを作る金型はもちろん小さくなります。
ガラスびんの製造工程
原料サイロに種類別に入っているケイ砂、ソーダ灰、石灰、カレット、副原料が自動秤量機で計量され、 ミキサーに投入。
硝子の品質が均一・安定するように、比重アルカリ溶出量、色、等の項目をチェックし、 原材調合比が調整されます。
溶解
炉内は重油、LNG(天然ガス)と電力を使用し、約1,550℃に維持。投入された原料を溶解し均質なガラス素地にします。
成形
溶解されたガラス素地はいろいろなびんの重さ、形状に適合した溶けたガラスの塊(ゴブ)に調整され、
製びん機 (ISマシン)の金型に入ります。そして機械的に圧縮、また圧力空気によって所定の大きさに吹き広げられびんに 形成される。
徐冷
成形されたびんは、徐冷炉で一旦約550~600℃に加熱し温度を均一にした後、常温まで徐々に冷やしてガラスの歪を 取り除く。
検査
生産されたすべての製品の重量、寸法、ビリ、気泡、異物、汚れ等が厳しくチェック。
梱包
大量生産された製品は、箱詰め後産業ロボットでパレットの上に積み上げられ、またパレタイジングロボットで 何段にも積み上げられて出荷。
さらにこの段階でも製品の抜取検査を行い、品質の信頼性を 高めているそうです。
ガラスびんの特徴
透明感と質感。
びん入りの商品を手に取ったときにわかるずっしりとした、
安心感のある重量感、透き通るような透明感は、他の容器には無い強み。
環境面での優位性と、健康に対して影響を及ぼさないこと。
「3R(スリーアール)」
3Rとは、ごみを減らすための環境行動を表すキーワードである3つのRのこと
☆リデュース(Reduce)→ごみそのものを減らす
☆リユース(Reuse)→何回も繰り返し使う
☆リサイクル(Recycle)→分別して再び資源として利用する
カレット
ガラスびんはリサイクルできます!回収したガラスびんは細かく砕かれカレットとなります。
使用済みのガラスびんは回収されて、写真のようなカレットとなります。
ガラスびんは、なんどかリユースできるためリデユースできる優れものです。
配合されたガラスの原料を約 1,550℃ に維持し、原料を溶解し均質なガラス素地に仕上げます。
溶解炉の管理はコンピュータでされ、モニターに溶解炉が映し出されています。
1500度なんて想像できない熱さですが、この前テレビでもレンガを使って溶解炉を作ってました。
1000度では鉄が曲がるようになるけれど、溶けないそうで、ガラスの原料を溶かすのも1500度は必要なのだそうです。
形状に適合した溶けたガラスの塊(ゴブ)に調整され、製びん機 (ISマシン)の金型に入ります。
そして機械的に圧縮、また圧力空気によって所定の大きさに吹き広げられびんに形成されます。
真っ赤なガラスが金型に入って成形される瞬間が一番好き
徐冷⇒成形されたびんは、徐冷炉で一旦約550~600℃に加熱し温度を均一にした後
常温まで徐々に冷やしてガラスの歪を 取り除きます。
検査
生産されたすべての製品の重量、寸法、ビリ、気泡、異物、汚れ等が厳しくチェック。
製品チェックをする姿が印象的でした。
休憩に入ったときには、可愛い笑顔でも仕事中は厳しいまなざしで製品のチェック。
ガラスびんとして出荷する製品は梱包されて、保管されます。
パレットに製品を積むマシン。
すべてがガラスびんを成形するための金型という、ガラスびんの金型倉庫が印象的でした。
偶然、金型とその金型を使ってできあがるびんが一緒に入っていました。
金型もなかなか可愛い♡
ひとつ、ひとつのガラスびんにストーリーがあります。
あなたが今飲んでいるそのガラスびんのドリンク、あなたがお肌のお手入れに使っているその化粧品の容器。
それが、この柏洋硝子さんの二本松工場で作られているかもしれません。
ガラスびんには実は、どこで製造されたものかわかるように記号が入っています。
さあ、そのあなたのガラスびんの底をやサイドをチェックしてみましょう。記号ありました?
ガラスびん工場マップ
https://glassbottle.org/about/factory/index.html
ガラスびん工場は見学もできます。
二本松市の杉田駅に近い場所にある二本松工場もお近くの方はぜひ見学してみてください。
柏洋硝子株式会社二本松工場
〒964-0866
福島県二本松市長命233-1
TEL0243-23-2021
FAX.0243-22-3090
柏洋硝子株式会社
創立/1961年9月
東京都港区西新橋3-8-1 第2鈴丸ビル5階
TEL.03-3459-0621(代)
FAX.03-3459-0626
二本松のご当地銘菓。
二本松藩への献上品の玉羊羹と桃ようかんの詰め合わせ。
【ご当地スイーツ】玉嶋屋の桃ようかん(福島県二本松市)
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コーヒーにも仁井田本家の自然酒にも合いました♡
文責:峰子
ブログはこちら⇒コダワリの女のひとりごと
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