色とりどりのコンフィチュールをオリジナルのガラスびん「Des Pots」に入れて

フランス留学でお菓子の奥深さやパティシエ文化を学んだいがらしさん。彼女のお店「Maison romi-unie(メゾン ロミ・ユニ)」は、まるでフランスのおしゃれなパティスリーに迷い込んだような空間です。この雰囲気を作りだしているのが、可愛らしいガラスびんに入れられた色とりどりのコンフィチュールです。そのガラスびん「Des Pots(デポ)」は「もっと可愛らしいガラスびんにならないか」という思いから、数ヶ月間にわたる試行錯誤ののち完成した、いがらしさんのオリジナル。まさに、いがらしさんの夢とこだわりが詰まったガラスびんなのです。

「Des Pots」は全3種類(30 ・80 ・190ml)。容器に合わせるキャップもその日の気分や入れるものに合わせて取り替えられるように色・柄をそろえています。。

(上)パステルカラーが鮮やかな羊毛フェルトの針山入れに。(下)りんごクランブル、ヴァニラアイス、シナモンカラメルソースを3種類のサイズの「Des Pots」に入れて

そんなガラスびん「Des Pots(デポ)」は、 「Maison romi-unie(メゾン ロミ・ユニ)」でのコンフィチュールの容器としてだけでなく、今では全国の雑貨屋さんで販売され高い人気を集めています。人気の理由は、「可愛らしさと今までになかった使い勝手のよさ」。開閉部分をなめらかに仕上げ、フタもざらつき感のないブリキ素材を使用するなど安全性に配慮。また、家でジャムを作る人のために、密封度は高く保ちつつも、熱風をあてたりせずに密封できる手軽さを実現しています。フランスのアンティーク製品を参考にしたというデザインも味わい深く、置いておくだけでキッチンの雰囲気がガラリと変わりそうです。実際にどのような使い方がよいかを伺ったところ、「コンフィチュールはもちろんのこと、自由な使い方で楽しんでほしい」と語るいがらしさん。スタイリストやフードコーディネーターなどさまざまなジャンルの人たちに声をかけてできたポストカードは、ゼリーの入れ物や針山の容器、ボタン入れなど、専門家ならではのアイデアで「Des Pots」の使い方を提案しています。まだまだ工夫次第で色んな使い方ができそうなステキなガラスびんに、みなさんも出会ってみませんか?


■いがらしろみ
菓子研究家。東京出身。雑誌へのレシピの連載、書籍の出版、イベントの企画などを通して、「お菓子作りの楽しさ、おいしさを広める」活動を行う。2004年ジャム専門店「Romi-Unie Confiture」を鎌倉に開店。2008年焼菓子とジャムのお店「Maison romi-unie」を東京・学芸大学に開店。店舗の2階ではお菓子教室「Uni-Labo.」を主宰。

「透明感を与え、素材を引き立たせてくれるのがガラスびん。個人的にも大のガラスびん愛好家です」といがらしさん。お宅にはインテリアとして飾るためのアンティークびんが数え切れないほどあるそう