2018年06月29日
海外情報(2018年6月分)
1. Beaston Clark社がビール会社向けに黒色コーティングびんを販売
Beaston Clark社が、自社製品を酒販店で他社製品とは違ったものとして差別化できる方法を求めているビール会社向けに、新しい加工サービスを開始した。同社はスプレーコーティングで黒色に加工し、従来とは違った豪華な訴求性を持たせたビールびんの販売を開始した。同社は、この製品をリバプールで開催されたBeerX展示会に出品し多くの来場者の目を引いた。水性スプレーコーティングは195℃で硬化され、擦り傷抵抗性も高いものとなっている。
出典:Glass Online
訳注1:製品写真など以下のURLを参照ください。
Beaston Clark社については以下のURLを参照ください。
2. ブラジルのVidroporto社がXpar社のIR‐Dダブルカメラシステムを導入
ブラジルのVidroporto社は、Xpar 社を同社の新しいホットエンド検査機のパートナーとして選択した。サンパウロ近郊のポルト・フェヘイラ(Porto Ferreira)にあるVidroporto社は、最新のXPAR IR-Dダブルカメラシステムを導入した。このシステムは新設の12セクション・トリプルのISマシンのラインに導入された。XPAR社による徹底したVodroporto社スタッフ訓練の後、同システムはびん製造工程の貴重な最適化ツールとなっている。XPAR社のシステムは、ブラジルの製びん業界では10年以上も使われてきていて、今回Vidroporto社もユーザとなった。
出典:Glass International
訳注1:これまで社名、地名等を英文表記してきたが、今後は当業界で定着していると思われる社名等をカタカナ表記することとした。このため、カタカナ表記と英文表記が混在する場合があることをご了承ください。
記事詳細は以下のURLを参照ください。
Vidroporto社については以下のURLを参照ください。
VXpar社については以下のURLを参照ください。
3. エムハート社がBISを例にサーボ化の利点をまとめる
エムハート社(以下BEG社)は、当業界の設備機器の世界的なリーダであるが、この度最新の改良されたBISを例にとりサーボ化による利点をまとめた。
最初の全サーボ成形機NISが1999年に完成してから100台以上が世界中で使用されてきた。NISは精確で、効率が良く、(動作を)予測でき、大ロット生産に適している。一方、BISは小ロット、他品種、小型びん向けで、小規模溶解炉での使用に適している。そして、型替えも早くできるために、多くの得意先向けの製品生産に適している。BISは4¼”, 5” および 5½”の製品に対応でき、エネルギー消費も改善されており、メンテナンスも容易となっている。これらの結果、BEG社は従前のサーボ化されていないニューマティック作動の成形機に比較して、成形機寿命というスパンで考えるとコスト的には10%低くできると予測している。またBISは騒音という面でも静かで、成形現場環境の改善もできる。サーボ化はBEG社の製びん工程全自動化というビジョン、集中制御、導入された各社、関連設備機器他社との協業において鍵となる技術となっている。
出典:Glass Online
訳注1:Bucher Emhart Glass社をこれまでエムハート社と翻訳表記してきたが、今後はBEG社と表記していくことにした。
記事詳細は以下のURLを参照ください。
4. O-I社がアトランタ工場での生産を停止
O-I社は、米国ビール市場の落ちこみが続いていることから、2018年7月18日以降に米国ジョージア州アトランタの工場(従業員250名)を閉鎖する。同工場の得意先へは他工場からびんが供給される。
出典:Glass International
訳注1:記事詳細は以下を参照ください。