2021年06月26日

海外情報(2021年6月分)

1. ヴィーガント社がよりグリーンなびんを供給

ヴィーガント社(Wiegand-Glas)は、ソウルプロダクト社(Soulproducts)のよりグリーンなびんをという求めに応じて、ドイツでバイオメタンガス供給をリードするビーエムピーグリーンガス社(bmp greengas)とパートナー協定を締結した。ビーエムピーグリーンガス社は、2021年2月より同社にバイオメタンガスを供給する。ヴィーガント社はバイオメタンガスとカレット使用率向上、グリーン電力使用等によって従来生産していたソウルプロダクト社の1リットルびんに比べ、炭素負荷を75%以上削減したびんを供給する。これはエコ2ボトル(ECO2Bottle)の考え方に沿ったもの。

出所:glass-international.com

訳者注:エコ2ボトル(ECO2Bottle)は、よりグリーンなびんを生産するためにヴィーガント社、ソウルプロダクト社、ビーエムピーグリーンガス社、フェアブンド社(Verbund:水力・風力・地熱発電会社)、などの企業・団体6グループがパートナーとなっているコンソーシアムのような活動で、よりグリーンなびんを生産する手段として、高カレット使用率(92.5%:ワインびんの例)、大幅軽量化、100%グリーン電力の使用(水力発電等)、気候中立なガスの使用(バイオメタンガス等)、外装などの適正化、などを上げている。生産されたびんにはエコ2ボトルのロゴマークが刻印されている。
記事詳細は以下のURLを参照ください。

エコ2ボトル、ソウルプロダクト社、ビーエムピーグリーンガス社等については以下のURLを参照ください。

2. ヴィーガント社がカレット処理施設を設置

ヴィーガント社はスタインバッハアムバルド(Steinbach am Wald)工場に、年間60万トンの回収ガラスを処理できる施設を設置した。これによって、同社は緑色びんをカレット98%で生産することが可能となった。主原料である珪砂などの原料を、年間72,500トン削減できる他に、カレット大量使用で溶解温度引き下げることもでき、CO2フットプリントを更に引き下げることができる。

出所:glassonline.com

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3. アイリス社とハイエ社がアライアンスを組む

アイリス社とハイエ社はカリブ地域で唯一のびん会社で、アンサマッカルグループ(ANSA McAL Group)の一員であるカリブグラス社の検査ライン設置などで両社の特徴を活かして、シナジー効果を出すためアライアンスを組んだ。このコールドエンドでのアライアンスはウインスペクト(WENSPECT)と呼称している。

出所:glassonline.com

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ウエンスペクトについては以下のURLを参照ください。

カリブグラス社については以下のURLを参照ください。

4. エンサーク社が2050ネットゼロを目指すコンソーシアムに参加

エンサーク社は自社の成長と2050年ネットゼロ目標達成の一助となるとして、トランスフイレ(TransFIRe :Transforming Foundation Industries Research and Innovation hub)に参加した。これは英国政府の産業戦略チャレンジファンド(ISCF:Industrial Strategy Challenge Fund)の呼びかけに呼応した、12の研究機関、49の企業、12のNGOからなるコクランフィールド大学(Cranfield University)が主導するンソーシアム。このプログラムでは、参加企業が立地する地域共同体とともに地域の基幹産業が非汚染、資源効率の良い、近代的で、競争力のあるビジネスに脱皮することを支援する。

出所:glassonline.com

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