2021年09月28日
海外情報(2021年9月分)
1. ゲレシュハイマー社がエコバディス社のシルバー格付けを取得
ゲレシュハイマー社(Gerresheimer)、持続可能性の面で野心的な目標を設定し、一貫して対応する措置を実施してきている。この努力は企業のサステナビリティー努力を評価するエコバディス社(EcoVadis)の製薬サプライヤーと医療技術部門での最近の評価にも反映され、昨年に引き続きエコバディス社からシルバー格付けを取得した。またエコバディス社の評価ポイントが昨年の58ポイントから今回は64ポイントと向上している。
出所:gerresheimer.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
EcoVadis社については以下のURLを参照ください。
2. ハインツ・グラス社上半期生産がコロナ以前のレベルに戻る
2021年の上半期(1-6月)のドイツのハインツ・グラス社(Heinz-Glas)は、国際市場が予想よりも速く回復した事もあって、コロナ以前のレベルでの生産に戻った。これには、同社のコロナ感染拡大期間を使用しての製品ポートフォリオ調整も寄与したとしている。
出所:glass-international.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
ハインツ・グラス社については以下のURLを参照ください。
訳者注:ハインツ・グラス社は1622年創業。ほぼ500年の歴史があり、ドイツで最も歴史ある企業の中で12番目とのこと。
3. ベラリア社のサステナビリティー目標
ベラリア社(Verallia)のCEOミシェル・ジャンヌッツィ氏は、フランスの経済誌(Les Echos investir)の持続可能性目標についてのインタビューに『ガラスを最もサステナブルな材料にする』として次ぎのように答えた。(以下は回答の部分要旨)
「ガラスは健康被害を起こさず、際限なくリサイクル材料で、循環経済は弊社の事業モデルの核になっています。昨年末、弊社は、従業員、お客様、すべてのパートナーに参加して頂いて、当社のレーズン・デトレ(raison d’être:存在意義)は「持続可能な未来を築くためにガラスを再考する:reimagining glass to build a sustainable future」ことだとしました。このレーズン・デトレは、私たちの事業、歴史、価値観、大きな望みに沿っているもので、循環経済と脱炭素経済への貢献を戦略と行動の中心に据えている偽りのないものです。2021年初頭に、新しいESGロードマップを発表しました。ESGロードマップでは、2025年までに32工場のカレット利用率を10%ポイント引き上げ、2030年までにCO2排出量を27.5%削減すること、工場地元の方々と提携して、ガラスびんやびんの再利用を促進すること、また、2025年までにグループ内で働く障害者を6%にし、従業員が保有するベラリアの株式占有率を5%に引き上げることや、ジェンダーの平等など、数多くの社会的コミットメントを行っています。」
出所:investir.lesechos.fr
記事詳細は以下のURLを参照ください。(フランス語のみ)
4. SGDファーマ社の新型バイアルびん
SGDファーマ社は、凍結乾燥サイクル中の破損リスクを軽減するための新しい設計のバイアルびんを導入した。
出所:glassonline.com
記事詳細は以下のURLを参照ください。
訳者注:
管管びんのバイアルびんは、肉厚が薄い結果、凍結乾燥といった熱的に厳しい工程を含む充填工程で頻度は少ないものの破損することがある。これに対して、型成形バイアルびんは、強度はあるが管びんに比べると重くなる。SGDファーマ社は型成形バイアルびんのデザインを最適化し、強度を損なうことなくびん質量を低減したバイアルびんを作ったようだ。説明動画が以下のURLから参照できる。
SGDファーマ社ケビン・マクリーン氏(Kevin McLean)による詳細な説明は以下のURLより参照できます。