●ブラジル - AmBev社 リオデジャネイロに新工場建設
ビール醸造会社Companhia de Bebidas das Americas(AmBev)が新製びん工場の建設に着手した。投資額は74.7百万ドル(約87億円)で、2007年に始動の予定である。年醸造高2,200千klのAmBev社最大の工場に近接する。636mlのロングネックびんを、年間約450百万本生産することが見込まれ、同工場の需要の半分を供給することとなる。特に夏季需要への対応が期待されている。(これらの数字から推定すれば、ガラスびん構成比は約25%となる。)
AmBev社は、既にPETボトル・缶・キャップ・モルト・ガラナエキスの生産部門を支配下に持っているが、製びん部門への投資は始めてである。
(Feve news Dec.'06 -Euwid Verpackung(D)-18Dec.'06)
(注:ブラジルは現在、世界の経済成長率高位の大国を示すBRICsの一員として注目されている。)
● メキシコ - Vitro社 最新鋭の製びん工場建設 Vitro,S.A.de C.V.社(メキシコ本拠の板ガラス、ガラス容器・製造販売の世界企業)は、メキシコのToluca工業地域に最新鋭の工場を建設する計画を公表した。国内と輸出向けの化粧品・香水・薬品・トイレタリー産業からの需要増に対応するためと説明している。計画には、現在メキシコ市に所在する工場の同工業地域への再配置も含まれ、併せて生産性の向上が目論まれている。 (Feve news Dec.'06 -Euwid Verpackung(D)-18Dec.'06)
● ロシア - 米ロ合弁会社 Novosibirsk州に製びん工場を建設 The Russian-American Glass Company(Rasko)が、2010年までに1億ドルの予算で、Novosibirsk州に新製びん工場の建設を計画している。第1期は2008年始動で、年産330百万本の工場建設、第2期は2009年、完成は2010年で完成時の年産10億本を計画している。当社の設立は、1999年、Voronezh州Anopino市で行われ、設立時の資本金14百万ドル・出資比率はthe Anopino Glass Plantが51%・残りを米国会社Glass PartnersとAgribusiness Partnersが等分に出した。 (Feve news Nov.'06 -www.glassonline.com-16Nov.'06)
● ウクライナ - the Consumers Sklo Zorya 新窯始動 当社は、11月7日、350トン/日の新窯を始動した。2005年8月にウクライナ独占禁止委員会は、Saint-Gobain Oberland AG(ドイツに所在するサンゴバンの子会社)に当社の株式79.7%所有を承認している。 (Feve news Nov.'06 -www.glassonline.com-16Nov.'06)
● アラビア オマーン - Majan Glass 第3ライン始動 当社は、2006年11月から、Sohar工業地域にある工場で、50トン/日の第3ラインを始動した。当社は1996年設立で、ビール・飲料・食品びんを生産している。2006年前半6ヶ月の純益は2.2百万ドル(約2.5億円)で、前年同期間に比し約23%の増益であった。 (Feve news Dec.'06 -www.glassonline.com-28Nov.'06)
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