2006年08月01日

海外情報(2006年8月分)

海外情報【FEVE(欧州ガラスびん連合)加盟国2005年・生産統計】

 
FEVE(The European Container Glass Federation)加盟国生産状況(2005年)

1995 2003

2004

'04/'03 2005 '05/'04 '05/'95
単位 千トン 千トン 千トン ± % 千トン ± % ± %
ドイツ 4,579 4,207 4,105 -2.4 3,895 -5.1 -14.9
フランス 3,487 3,805 3,732 -1.9 3,769 +1.0 +8.1
イタリア 2,909 3,542 3,583 +1.1 3,543 -1.1 +21.8
イギリス 1,886 1,899 1,978 +4.2 2,079 +5.1 +10.3
スペイン 1,489 2,096 2,071 -1.2 2,144 +3.6 +44.0
ポルトガル 668 985 1,015 +3.1 1,024 +0.9 +53.3
オーストリア 305 361 365 +1.2 354 -3.0 +16.2
スイス 182 89 88 -1.4 87 -0.9 -51.9
トルコ 319 490 500 +2.0 535 +7.0 +67.6
その他 1,691 1,519 1,567 +3.2 1,633 +4.2 -3.5
合計 17,515 18,993 19,004 +0.1 19,063 +0.3 +8.8
参考:日本 2,043 1,386 1,378 -0.6 1,333 -3.3 -34.8


1. その他:ベルギー、オランダ、アイルランド、デンマーク、ギリシャ、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド
2. 日本の数字は日本ガラスびん協会正会員会社の出荷量


FEVE加盟国生産量推移
1995 2001 2002 2003 2004 2005
生産量 17,515 18,531 18,902 18,993 19,044 19,063
前年比   *+5.8 +2.0 +0.5 +0.1 +0.3

注:*=2001年÷1995年(6年間の増加率)

FEVE加盟国ガラスびん生産量は、昨年7月時点発表の2004年実績は、18,779千トン(前年比-1.1%)と、始めて前年比マイナスを記録したと報じられた。しかし今回2005年実績発表と併せて、前年実績が修正された。その結果、微増ではあるが増加トレンドを維持している。報じられて来ているように、需要量最大のドイツの不振をイギリス、「その他の国」の好調がカバーした。欧州におけるガラスびんの根強い需要、消費者のガラスびん選好は、日本業界から見れば驚異であり、羨ましい限りである。
しかし、西欧のガラス企業はこの市場を停滞と見て、企業買収・投資等により、ロシア・ウクライナ・ブルガリアなど東欧への進出を図っている様子である。