2012年12月26日
労務研修会を開催致しました
労務委員会では、恒例の労務研修会を12月7日(金)に開催致しました。
労務研修会では、毎回テーマを決め、日頃の業務に密着した内容や話題にフォーカスして開催しています。
今回のテーマは東日本大震災を契機として、各企業の防災に対する対応や備え方が課題となっていますので、防災に関する研修会を開催することに致しました。
当日は東京都江東区有明の東京臨海広域防災公園にある「そなエリア東京」の防災体験学習施設を見学し、「東京直下72hツアー」という体験ツアーに参加しました。
東京臨海防災公園は国土交通省の所管であり、首都圏で大規模な地震災害等が発生したとき、国や地方公共団体等の緊急災害現地対策本部が設置され、公園全体が広域的な指令機能を持つ場所となるそうです。
平常時は、花と緑があふれる国営公園と都立公園が融合した、13.2haの広大なスペースとなっています。
施設の近くにはヘリポート、病院、港湾施設も完備されており、国の中枢である霞ヶ関とも広い道路で繋がっているとのことでした。
体験ツアーでは、災害時に国や自治体の十分な支援体制が整うまでの目安である、3日間(72時間)をどう生き残るかがポイントになるそうで、体験エリアでは、色々な状況を想定し、クイズに答えながら生き抜く知恵を学びました。
東日本大震災の記憶が新しいこともありましたので、皆さん体験ツアーとは云いながらも真剣そのもので、各エリアで起きる事柄にそれぞれ回答されていました。
このような、非常時には色々な機能がマヒしてしまい、その中でも生き残るための備えや知識と知恵が必要であることを改めて考える大変良い機会となりました。
施設の見学を含め約2時間の見学内容でしたが、防災への備えや対応を本当に考えさせられる研修となりました。
施設の詳しい内容は東京臨海広域防災公園のホームページをご参照下さい。
http://www.ktr.mlit.go.jp/showa/tokyorinkai/