2012年02月10日
「平成24年ガラス産業連合会新年会」を開催
東京では初雪となった 1月20日(金) 16:00より東京會舘にて第11回「ガラス産業連合会(GIC)新年会」が開催されました。ガラス業界の共通事項を検討する連合体としてGICが設立され、統一しての新年会は、今ではガラス業界の風物詩として、関係の皆さんより大変ご好評をいただいております。
冒頭、山中衛GIC会長〔(一社)ニューガラスフォーラム会長・HOYA㈱相談役〕の挨拶の後、黒田篤郎経済産業省大臣官房審議官よりご祝辞をいただきました。
その後、岡本毅GIC副会長〔(一社)日本硝子製品工業会会長・岡本硝子㈱代表取締役社長〕の乾杯により懇親会へと移りました。
山中会長からの挨拶の概要は以下の通りです。
<昨年は、東日本大震災と原発事故、紀伊半島大洪水、急激な円高と国内ではかつて、経験したことのないような厳しい出来事に見舞われました。国外でもニュージランド地震、タイ洪水、ユーロ安、アラブ民主化など、自然、経済、政治の面で激動の年となりました。
しかし、新年を迎えて、気持ちだけは新たにして業務に取り組みたいと思います。
ガラス業界に共有する課題に対応するために「ガラス産業連合会」が設立されて、現在、3つの起点から活動しています。それは、「ガラス産業戦略の展開」、「ガラス産業における技術交流と新技術への取組み」、そして「ガラス産業への提言と情報発信」です。
主な取組みとしては、昨年は環境対応活動として、CO2削減自主行動計画に関して、1990年比13%カットから17.6%カットに修正した目標を達成し、削減状況をガラス産業連合会として公表いたしました。
ガラス産業技術戦略に関しては、当連合会が一昨年作成した「ガラス産業技術戦略2030年」の着実な実施に努めてまいります。
また、当連合会が支援している、ナショナルプロジェクト「革新的ガラス溶融プロセス」は150年以上にわたり、現在も使用されている、シーメンス炉に代わる、全く新しい省エネ型のガラス溶解技術を世界に先駆けて開発するものであり、着実に成果を出しつつあります。
一方、広報活動としては、「暮らしに役立つスマートガラス」を新たに取りまとめた他、世界中の面白いガラス情報が一覧できる「ガラス世界地図」の発表など、一般の方に向けた広報に努めています。
本年もガラス産業連合会では、会員6団体が一致団結して、「ガラスは人にやさしい」、「ガラスは地球にやさしい」、「ガラスには未来と夢がある」の連合会キャッチフレーズのもとに活動してまいります。>
今回も、産・官・学・プレス・団体から関係者350名ほどが参加し、盛況かつ力強さを感じる賑やかな新年会となりました。最後に牧島亮男・北陸先端科学技術大学院大学シニアプロフェッサーによる中締めでお開きとなりました。