私は、紅葉深まり晩秋の肌寒さを感じる11月24日~25日に、日本ガラスびん協会研修会に参加しました。
場所は古の都奈良県・奈良市のホテルサンルートです。近くには猿沢池・興福寺五重塔・奈良公園などがあり、見どころいっぱいの観光地です。早めに到着してしまったため、しばらく観光を楽しみ、鹿と戯れてから研修場所に向かいました。
石塚硝子(株)、磯矢硝子工業(株)、第一硝子(株)、東洋ガラス(株)、日本耐酸壜工業(株)、日本山村硝子(株)の6社から集まった計18名で、研修を受けました。開会挨拶で目鳥委員長から、競合他社で集まった18名ですがこの研修期間は1つの大きな硝子びん会社と思って受講して下さいと、お言葉をいただきました。
次に自己紹介が始まりました。それぞれの名前・会社名・所属部署(営業・総務・成形・品質保証・設備・資材購買・・・)を聞き、見事にばらばらな集まりだなと思いました。
その後講義が始まり、日本ガラスびん協会組織・ガラスびんの製造販売状況・びん協技術委員会の取組みを説明していただきました。続いて井原築炉工業株式会社顧問 古良田様による講義が始まりました。『(1)私の経験 (2)アジアをどう感じるか (3)私の夢』と内容の濃い講義をしていただき、感銘を受けました。あまりにもマニアックな話で理解できない部分もありましたが・・・(笑)。それからグループ別討議に入り、A・B・Cと3つのグループに分かれリーダーを決め、初日の研修は終わり次は懇親会です。美味しい料理と美味しいお酒をいただき、和やかな時間が過ぎました。その後の第2次懇親会?に出かけられた方もたくさんおられたようです。
2日目はグループ毎にテーマを選んでの討議に入りました。テーマは4つで『(1)びんの需要を増やすには (2)他容器にいかに対抗するか (3)リサイクルへの提案 (4)日本ガラスびん協会にのぞむこと』でした。約3時間討論を行い、そして昼食後グループごとに代表者が発表を行いました。どのグループもガラスびんの持つ素晴らしさをいかにエンドユーザーにアピールしていくかが、需要を増やしリサイクルへの提案に繋がっていくと考えていました。最後の総評で委員長がCustomer Satisfactionの大切さを説明され、この研修は終わりました。
二日間と短い研修でしたが、ガラスびんを生業とする人間としてどうあるべきか、また自分はどうしていくのかを考える貴重な研修だったと思います。 |