2012年02月14日

2011年ガラスびんの出荷状況について

2011年ガラスびんの出荷状況 (上段 : 本数(1000本) / 下段 : トン数)

用途 2010年 2011年 前年比(%)
薬品・ドリンク 2,206,758 2,223,569 100.8
220,766 222,247 100.7
化粧品 75,114 80,339 107.0
6,631 7,325 110.5
食料・調味料 1,949,546 1,845,543 94.7
342,183 322,724 94.3
牛乳 102,969 94,408 91.7
16,808 15,641 93.1
清酒1.8リットル 62,883 63,805 101.5
59,918 60,720 101.3
清酒(中・小) 450,356 447,165 99.3
119,876 118,245 98.6
ビール 96,732 94,546 97.7
41,842 41,590 99.4
洋雑酒 361,560 340,215 94.1
145,090 135,157 93.2
飲料 1,421,594 1,455,912 102.4
259,892 264,824 101.9
合計 6,727,512 6,645,502 98.8
1,213,006 1,188,473 98.0

※正会員のみの数字です

<2011年の実績総括について>

 日本ガラスびん協会に加盟する、正会員6社の2011年(1月~12月)の出荷実績は、重量で118万8千トン(前年比98.0%)、本数で66億4,550万本(前年比98.8%)でありました。
 前半は震災の影響を一部の分野では受けましたが、飲料やドリンク類の新製品投入等により、全体の需要をカバーすることになりました。
 昨年は需要をプラスに牽引した、食料・ウィスキー分野ですが、今年は大きくマイナス要因となりました。「食べるラー油」シリーズは昨年の14,000トンから市場は半減することになりましたが、一定のカテゴリーとして定着しています。
 また、調味料の一部の製品におきましては、他素材容器が投入されたこともあって、この分野は低調に推移しました。
 ウィスキーびんは、ハイボールブームは続いていますが、一部品種の出荷制限や震災による業務店関連の低迷、家庭消費の低迷と社会的なアルコール離れの気運も相まって、大きく影響を受けることになりました。
 一方、飲料びんは好調に推移しました。大手の新製品効果や限定品投入効果、そして、猛暑が後押ししたこともあり、プラスに牽引することになりました。
更に、清酒びんやビールびんは震災後の新規投入や復興支援の影響もあって、堅調に推移しました。
 このように2011年は、昨年の反動と震災後の影響や景気の低迷など様々な影響を受けることになりました。

 当協会としましては、今後も「広報活動」を中心に、ガラスびんの持つ「特性」や「優位性」をアピールし、積極的な活動を継続してまいります。今後共、ご支援とご協力を賜わりますようお願い申し上げます。