2013年02月28日

2012年ガラスびんの出荷状況について

2012年ガラスびんの出荷状況 (上段:本数 1000本 / 下段:トン数)

用 途 2011年 2012年 前年比 %
薬品・ドリンク 2,223,569 2,161,275 97.2%
222,247 215,611 97.0%
化粧品 80,339 63,472 79.0%
7,325 6,189 84.5%
食料・調味料 1,845,543 1,806,046 97.9%
322,724 314,110 97.3%
牛 乳 94,408 90,137 95.5%
15,641 14,719 94.1%
清酒1.8リットル 63,805 62,642 98.2%
60,720 59,694 98.3%
清酒(中・小) 447,165 454,576 101.7%
118,245 121,678 102.9%
ビール 94,546 98,119 103.8%
41,590 40,136 96.5%
洋雑酒 340,215 347,867 102.2%
135,157 135,479 100.2%
飲 料 1,455,912 1,383,880 95.1%
264,824 248,983 94.0%
合計 6,645,502 6,468,014 97.3%
1,188,473 1,156,599 97.3%

※正会員のみの数字です

<2012年の実績総括について>

 日本ガラスびん協会に加盟する、正会員6社の2012年(1月~12月)の出荷実績は、重量で115万6千599トン(前年比97.3%)、本数で64億6,800万本(前年比97.3%)でありました。
 2012年を総括しますとアルコール系飲料びんにつきましては好調に推移しました。特に清酒の中小びんは清酒・焼酎需要に下げ止まり感があり、720ml~900ml容量が好調に推移しました。ビールびんはノンアルコール系ビールテイスト飲料用として、小びんが好調に推移しました。その他洋雑酒びんもワインブームの再来が底支えとなり好調に推移しました。
 一方、昨年のガラスびん需要の牽引役であった、飲料びんやドリンク飲料びんはマイナスとなりました。飲料びんでは限定品販売が少なかったことや昨年のリターナブルびん投入の反動等も影響しました。ドリンク飲料びんはビタミン系飲料や炭酸系飲料の不振が影響しました。
 また、ガラスびんの主要品種のひとつである食料・調味料びんにつきましては、ギフト市場の不振や一部他容器へのシフト、景気低迷による需要減の影響を受けることとなりました。
 薬品・小びんドリンクびんについては、近年続いていた美容系ドリンクの伸びも一段落したことや100ml容量の伸び悩みが影響しました。薬品びんについては、大きな変動要素はなく横ばいで推移しました。
 このように2012年は、アルコール系飲料びんで一服感はあるものの、全体としては、需要減で着地することになりました。

 当協会としましては、引き続き「広報活動」を中心に、ガラスびんの持つ「特性」や「優位性」をアピールし、ガラスびんの普及・啓発に努めてまいります。今後共、ご支援とご協力を賜わりますようお願い申し上げます。