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New Glass Package
2005年02月01日
(3) FCSIV (ドイツ・ガラスびん協会)
コミュニケーション・ネットワークが広く、メディア(新聞・TV・ラジオ)に対する情報提供、得意先、政治家を対象とした機関誌、カタログの発行など広告・宣伝活動が活発である。
生産・出荷量は400万トン超えている。30%が輸出である。内容物別生産量構成比は、過半がアルコール飲料。清涼飲料が少ない。この協会から欧州諸国の消費量の比較が示された。
■欧州各国、一人当り消費量比較
単位:Kg
国名
一人当り
国名
一人当り
フィンランド
10.2
デンマーク
34.2
スウェーデン
18.9
イギリス
35.7
オランダ
27.4
イタリア
37.3
ポルトガル
28.6
ドイツ
39.2
オーストリア
30.9
スイス
40.7
ベルギー
31.0
フランス
51.8
スペイン
32.2
※(日本)
13.3
■1 1974年 → 2003年のリサイクル率実績推移
単位:%、百万トン
年
1974
1980
1988
1993
1995
1997
1999
2000
2001
2002
2003
リサイクル率
6.5
23.1
49.3
65.0
75.2
79.9
80.6
83.1
86.8
89.7
87.7
国内出荷量
2.4
2.6
2.7
3.8
3.8
3.6
3.6
3.5
3.2
3.1
3.2
リサイクル率は、市中よりの回収量(工場内発生カレットを含まず)で計算されているので90%近い率は驚異的である。80年代から90年代始めにかけて、需要が著増した良き時代に、ボトルバンクをメーンにリサイクル網を確立したことが良かったと思われる。
■2 リサイクルのおける色選別状況(構成比)
生産(%)
回収(%)
透明
56
49
茶
19
10
グリーン
25
30
茶+グリーン
4
混合
7
●他素材容器への転換(ミネラルウォーター、炭酸飲料→PET、ジュース→PETと紙器)
●強制デポジット法令の影響
●2003年1月1日より、ビール、ミネラルウォーター、炭酸飲料(コーラ、レモネード)
●2005年6月より追加、非炭酸飲料(アイスティー、エナージードリンク、スポーツドリンク等)、牛乳ベースのミックスドリンク、アルコールミックスドリンク(alcopops)、ワインベースのミックスドリンク
■品目別に容器素材別シェアの変遷
注2004年は7月現在 単位:%
容器
ビール
ミネラルウォーター
2002
2003
2004
2002
2003
2004
リターナブルガラスびん
61.1
83.4
87.5
49.8
46.6
37.5
リターナブルPET
18.9
27.1
29.6
ワンウェイガラスびん
6.2
2.4
2.5
3.7
1.1
0.1
缶
32.1
11.3
2.5
ワンウェイPET
2.4
7.5
27.1
24.6
32.2
カートン(紙器)
0.5
0.6
0.6
その他
0.6
0.5
容器
炭酸飲料
ジュース
2002
2003
2004
2002
2003
2004
リターナブルガラスびん
16.8
21.1
17.4
19.2
16.2
15.1
リターナブルPET
29.1
46.7
50.2
ワンウェイガラスびん
1.5
0.5
0.1
15.2
11.4
5.1
缶
11.3
1.9
0.2
ワンウェイPET
41.3
29.8
32.1
カートン(紙器)
65.3
71.6
79.1
その他
0.3
0.8
0.7
※強制デポジットの実施後、ガラスびんは、リターナブルでビール、炭酸飲料が増加し、ミネラルウォーター、ジュースでは減少している。ワンウェイでは、すべて減少している。このため、強制デポジットはガラスびん需要には、マイナス効果となった。総じて、PETが増え、缶は大打撃を受けている。紙器は有利な評価を受けている。
●東西ドイツ統合後は景気低迷が続いており、ガラスびん産業も国内需要の落込みを輸出でカバーしている。また、ワンウェイ容器に対する強制デポジットは、ガラスびん需要にマイナスに作用している。しかしなお300万トンを超える国内需要がある。
●皆、強制デポジット施行前後のパッケージミックスの変動に驚く。総じてPET、紙器に好影響、缶、ガラスにマイナスの影響をもたらした。特に缶の打撃が大きい。
●今回の容リ法改正に向けて、ドイツのデポジット法のガラス業界への影響についてよく理解できた。
●環境対策にはやはり先進国の面が見られた。街のあちこちに見られた回収ボックス(ボトルバンク)の多さ、量販店等の回収設備の充実、更に日常持込を励行する市民意識の高さなど学ぶべきところが多い。