2004年10月01日

GPIのプロモーション戦略ついて

  GPIのプロモーション戦略についてPR全般を担当するジョング・ワイル氏によるGPIの戦略についてのプレゼンテーションが行われました。
 
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ガラスびん入りの商品との遭遇機会を増やす活動

 
GPIは、主に商品容器の選択を行うメーカーに焦点をあててガラスびんの良さを積極的にアピールしています。そのため、数あるガラスびんの利点の中から、高級なイメージ、売場での存在感、豊富なデザイン、リサイクル性、そして商品の保存性という5つに焦点を絞ったPRを行っています。今年は専門雑誌の広告で、ガラスびんには「びんについた水滴は、商品をより一層おいしそうに見せる」という、他の容器が決して真似できない効果があるという表現のクリエイティブをつくりました。この広告の掲載誌が読者に対して行ったアンケートによると、およそ95%の人がこの広告を高く評価しました。さらに読者にガラスびんの良さを訴求するための最も効果的な方法は、ガラスびんを使用した商品が雑誌の表紙を飾ることです。現在GPIは、化粧品メーカーのエスティ-ローダー社と共同でガラスびんに入った香水の新製品の宣伝を一緒に行っています。メーカーの担当者もメディアを見る読者のひとりと考えれば、ガラスびん入りの商品を何度も見れば、彼らがガラスびんを選択するチャンスもより増えると考えます。
 
他の業界の成功事例も参考にする
 
ガラスびんをPRするにあたって、ケーススタディとして他の業界の宣伝戦略を参考にすることも必要だと思います。例えばアメリカでは1970年代にポリエステルの登場により、コットン業界が大きな打撃を受けました。そこで、対抗としてコットン業界が行ったのは、ポリエステルと比べて綿がいかに高品質で優れているか、という点を約30年に渡って消費者にアピールしました。その結果、コットン業界は市場でのシェアを取り戻すことができたという実例があります。このような例からも、製品の高い品質を、繰り返しアピールすることが、ガラスびんのキャンペーンにも応用することができると考えました。
 
容器の選択をする人への直接的な活動も有益
 
メディアにおけるPRに加え、GPIが新たに行っているプロジェクトは、飲料や食料品業界の展示会に参加し容器の選択を行う意思決定者に向けた直接アピールです。展示会ではガラスびんの新しいトピックスについてセミナーを開くことも同時に行っています。もちろんWebサイトを活用した活動にも積極的です。ガラスびんを活用していただくための有益な情報伝達はもちろんですが、効果的だったのは、ガラスびん製造企業の営業ならびにマーケティング担当者の連絡先をホームページ上に掲載したことです。ガラスびんを商品に使用したい場合や、詳しい情報を求める場合に、すぐに担当者と連絡が取れるという利点はWebサイトならではの効果でした。
 

報告内容

 

GPI代表:ジョセフ・カッターネオ( Joseph J. Cattaneo )氏
カレットを使用することの大切さ
GPI環境コンサルタント:フィリップ・ロス( Philip Roth )氏
 
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