2008年04月01日

米国ガラスびん業界 - 最近の出荷動向

最近、サブプライム問題に端を発し、米国経済の不況が世界に波及する懸念が議論されている。その中で、米国ガラスびん業界の出荷動向への影響を見た。2007年11月までのの出荷動向に影響が見られなかったことは、海外情報2008-1で報じたとおりである。  ところが、12月には前年比92.6%と最近では見られない落ち込みを示した。品種別では、ワインのみ前年比103.0%と増加のほかは、すべての品種で減少した。(ビールの95.8%が一番減少率の軽い方だった) 2008年に入ってからの動向を注目したが、この程、統計局から公表の数字を見る限り12月のみの現象のようであった。以下に関係統計を掲載した。

空びんの輸入量と輸出量

月別出荷数量(単位:百万本)
2007年 2008年
月別 出荷数量 前年比% 月別 出荷数量 前年比%
1 2,824 101.5 1 2,864 101.4
2 2,676 100.1 2 2,733 102.1
3 3,076 96.5 3    
4 3,032 107.1 4    
5 3,300 101.1 5    
6 3,216 102.2 6    
7 3,098 104.5 7    
8 3,136 96.9 8    
9 2,825 99.6 9    
10 3,102 107.2 10    
11 2,658 103.3 11    
12 2,216 92.6 12    
年計 35,159 101.1 年計    

品種別出荷数(単位:百万本、%)
  2007年 年間 2007年12月単月 2008年1~2月
品種別 出荷数 前年比 出荷数 前年比 出荷数 前年比
ビール 20,546 100.9 1,395 95.8 3,266 100.7
食品 5,366 91.1 330 83.4 854 97.4
飲料 3,088 100.8 152 83.9 481 105.9
リカー 1,115 98.2 66 79.4 186 108.0
クーラー等* 1,061 108.3 44 83.4 166 120.9
ワイン 1,901 100.8 116 103.0 283 95.0
その他 2,082 141.7 113 107.2 361 111.3
35,159 101.1 2,216 92.6 5,597 101.8

注)*:クーラー等の元表記は"Ready-to-drink alcoholic cooler and cocktails"

なお、2008年から統計局の公表スタイルが変えられ、ガラスびんの輸出入数量も加えられたので、以下にそれを掲載した。米国ではガラスびん需要が旺盛で、輸入に頼る面も出てきているとのニュースの裏づけにもなったと考える。
(輸出入の数字の発表時期は、国内の生産・出荷より遅れるようである。)


業界出荷と輸出入の推移(単位:百万本、%)
A) 業界出荷 B) 輸出 B / A C) 輸入 D) 国内消費量 C / D
2006年 34,777 1,332 3.8 5,006 38,451 13.0
2007年 35,159 1,697 4.8 5,137 38,599 13.3
2008年1月 2,864 105 3.7 444 3,203 13.8

注:D=A-B+C
C/Dは、国内消費量の輸入依存度