2012年10月29日

労務委員会にて「第3回異業種交流会」を開催しました

 労務委員会では、折々のタイムリーな話題や情報収集・情報交流の一環として、3回目となる「異業種交流会」を平成24年9月14日(金)に開催しました。
特に今回は、各委員より物造りの現場を見たいとの要望が数多く出され、いつもとは趣向を変えて、ガラスびんとは全く異業種である三菱電機株式会社名古屋製作所を訪問し、工場見学をさせていただくこととなりました。
三菱電機名古屋製作所では、様々な業種の製造を支える放電加工機やレーザー加工機、産業用ロボットの他、工場の機能を支える情報ネットワークを駆使した制御装置や安全シーケンサなどあらゆる分野の機械装置が製造されています。
名古屋製作所はナゴヤドームのすぐ近くに位置する絶好のロケーション、敷地面積は306,000㎡とのこと、何とナゴヤドームが10個分の広さに相当する広さです。
工場の入口を入ると中央の大きな通りを挟み、左右に各工場や関連施設が整然と並び、まるで、ひとつの街が存在するスケールの大きさでありました。工場には南門と北門があり、端から端まで歩くとその長さは2㎞以上に及ぶとのことです。
今回、私たちが見学したのは、FCC展示場。そこには、工場の物造りを支える様々な機械が展示されており、作業に携わる方々の研修も開催されていて、国内はもとより海外からも多くの研修生を受入れているとのことでした。
次に放電加工機の工場を見せていただきました。この工場では、セル生産方式により、担当する作業員が一台、一台大きな加工機を仕様に合わせて、組立から完成まで基本的には手作業で仕上げているそうで、機械が機械を作っているようなイメージを持っていましたが、以外な一面を見ることができました。得意先の発注から納入まで、約3ヵ月位かかるそうです。今は、海外からの発注が多く、物造りの現場が日本から海外に移転している様子がここでも垣間見えます。
次は電子モジュール工場を見せていただきました。この工場では、インバータやシーケンサなど電子モジュールを中心とした機器が生産されており、電子基板の製造からその基板を使用した各種機器の製造までの一連を手掛けるスケールの大きな工場でした。
最後に質疑応答の時間を取っていただき、各委員の皆さんから活発な質問が数多く出され、ご対応いただいた名古屋製作所さんの総務課の皆さんには一つひとつ丁寧にご説明をいただきありがとうございました。
これからも労務委員会では、日頃、関わりのない異業種の方々との交流を通し、色々な側面から情報を収集し、日々の業務の中に活かしていきたいと考えています。

労務委員長