2005年07月01日

ガラスびん需要の伸びている分野について

 
 
 
ガラスびん業界・品種別出荷実績
単位:百万本
  品種名 平成15年出荷 平成16年出荷 ±
+分野 清酒1.8リットル 66 69 +3
  清酒(中・小) 505 518 +13
  ビール 104 120 +16
  焼酎* 143 166 +23
  化粧品 90 92 +2
-分野 洋雑酒* 258 236 -22
  薬品・ドリンク 2,426 2,290 -136
  食料・調味料 1,950 1,926 -24
  牛乳 144 140 -4
  飲料 1,657 1,642 -15
合計   7,343 7,199 -144
*:従来の品種別の洋雑酒の中から焼酎を分離した。
 
伸びた分野の中で、焼酎びんについては、中身(特に乙類)の消費が急増し、且つ容器にはガラスびんを多用して戴いた結果が数字に出ました。
一方、ビールびんと清酒(中・小)びんについては、中身の消費が全体として減少している中で、ガラスびんが増えました。特に清酒では720ml、300mlが、ビールでは小びん(330mlワンウェイびん)が増えました。共に「価値訴求」の新商品にガラスびんが採用された結果と見ています。
 最近、スーパーマーケットを始め、流通業界では、厳しさが増す競争場裡で、「ニューモデル店舗」「価値訴求」への戦略転換が聞かれます。
ガラスびんは、元来、高級イメージを持つ容器です。新しい流通体制をサポートする「価値訴求」の新商品化計画の中で、その良さが見直されることを期待しています。