2005年02月01日

(2) FCSIV (フランス・ガラス産業連合会)

  (2) FCSIV(フランス・ガラス産業連合会)
概要・活動内容
FCSIV(フランス・ガラス産業連合会)写真1 各種ガラス業界を代表する組合の連合。傘下に、「ガラス製品技術協会」「フランスガラス工芸協会」「珪酸ガラス協会」「板ガラス製造業協会」を持つ。この訪問では、ガラス容器産業に止まらず、全ガラス産業に及ぶ活動が説明された。その中で、「FCSIVの役割と使命」については、大気汚染、CO2, NOx, SOx等に関する京都議定書、EU、フランス国の規制等への対応が示された。
 
ガラス蚕業全体の概要
■売上高から見た業界
  国内 輸出 構成比 輸出比率 円換算
単位 百万ユーロ 百万ユーロ 百万ユーロ 億円
板ガラス 493 237 730 17 32 993
繊維ガラス 220 124 344 8 36 468
ガラス容器 1,835 1,110 2,945 69 38 4,005
テクニカル等 24 238 262 6 91 356
合計 2,572 1,709 4,281 100 40 5,822
注:売上税は含まない。ガラス容器にはテーブルウェアを含む。
■輸出、輸入の品種別、国別構成比(2003年) 単位:%
品種別構成比 輸出 輸入 国別構成比 輸出 輸入
ガラスびん 21.5 20.9 ドイツ 14.9 20.8
テーブルウェア 29.6 10.6 ベルギー 8.5 20.0
板ガラス 23.4 38.2 イタリア 12.1 16.6
ガラス繊維 14.2 18.8 オランダ 3.5 3.4
テクニカルガラス 8.7 8.3 イギリス 9.1 3.6
その他 2.6 3.2 米国 9.7 2.9
      その他 42.2 32.7
100.0 100.0 100.0 100.0
 
ガラス容器業界の概要
■1 製造量の推移 単位:千トン、±%
1999 2000 2001 2002 2003
  製造量 前年比 製造量 前年比 製造量 前年比 製造量 前年比 製造量 前年比
Bottles
(細口びん)
3,241 0 3,232 0 3,175 -2 3,245 2 3,243 0
Small Bottles
,Jars*
568 2 570 0 570 0 560 -2 560 0
Tableware 441 -6 519 18 477 -8 462 -3 440 -5
Jars
(広口びん)
20 0 22 11 18 -21 15 -12 17 13
4,270 0 4,343 2 4,240 -2 4,282 1 4,260 -1
注:オリジナルの標題は'Mechanical hollow glassware'(機械製造中空ガラス容器)である。Tablewareも含めて統計がつくられている。
*Small Bottles & Jars が別区分されているが、化粧品びん、薬品びん、ミニチュアびんなどを含む。この種のびんが50万トンを超えていることが注目される。
 
■2 Bottles & Food jars の市場別
内容物別 シェア(%)
ビール 33
ワイン・シャンパン 30
スピリッツ 5
食料 23
ミナラルウォーター・ソフトドリンク 9
※アルコール飲料のシェアが68%と圧倒的に大きく、飲料が極めて低い結果となっている。
 
団員所感
説明全体の印象
●FEVE始め、EU主要国協会及び業界との情報交換を行いつつ、組織活動が効を奏していると見られた。
●ガラス産業を国の主要産業として位置付け、自信が窺えた。
FCSIV(フランス・ガラス産業連合会)写真2
 
特に印象に残ったこと
●ガラス容器の売上がガラス産業の中で69%を占めていること、輸出比率が高く(ガラス全体で40%)、その構成比で競争の激しいテーブルウェアが30%を占めていることは驚異であった。
●ガラスびん製造量は近年横這いであるが、一人当り消費量はEUの中でトップを占めている。
 
日本で参考になると思ったこと
●ガラス容器と結びつくハイレベル生活感覚「エレガンス」をテーマにしたPR。
●京都議定書について協会でオリエンテーションを行う等協会の役割と使命が明確である。
●ビール会社のマーケティングイメージは緑色を強調している。結果としてリサイクル面、びんコスト面にも有効である。緑色はリサイクル率が高く、白色は低い。
●カレットの利用方法として、下水処理場でフィルターとして使用している。
FCSIV(フランス・ガラス産業連合会)写真3
 

訪問先報告

 
(1) FEVE(欧州ガラスびん連合)へ   (3) ドイツ・ガラスびん協会へ    
 
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